4月30日(土曜日)

GW真っ最中ですね。
日本にいるときに思ったのですが、なんとなく日本では大型連休に予定がないと、(クリスマスもそうですが)かわいそうな人に見られる傾向があるし、本人たちもゴールデンウィークに予定がないなんて・・・・と思いがちのようなそんな気がしました。すぐに「で、GWの予定は?!」と聞かれますし。わざわざGWに電話を掛けてきて「いたの?」とか。でも考えてみると普通の倍以上どこでも込んでいて、倍以上の金額で、そんなときに外に出るより私にとっては誰もが外に出るGWこそ、ゆっくりと家で過ごすのが一番贅沢な使い方だと思います。もしくは皆が休んでるときに、バリバリ仕事をして皆が働いているときに休んだ方が良いかもしれません。(ありとキリギリスの話のように)
会社で働いていた時もGW明けは休暇ですっきりとしたはずなのに、皆おじさまたちは疲れた表情だったのがよくわかります。

海外に住んでいるからと偉そうないい方をするつもりもないですし、私もそうでしたし、GWにしか家族サービスできない状況に置かれている日本の頑張っているお父さんたちを批判するつもりはまったくないのですが、やはり日本ではまだ、残念ながらゆっくりとなにもせずに休暇を楽しむという形が存在しないのだと思います。だから、GWに暇だと何かと寂しい気持ちになる人もいるのではないでしょうか。

トルコの地中海リゾートのアンタリヤやヨーロッパなどのリゾート地に行くと、2週間3週間なんにもしないで、ただ、ビーチで本を読んだり、寝転がったりしてのんびりとして過ごしている人を見かけますが、それこそ本当の贅沢だと思います。日本人に言わせれば、「そんなのは勤勉な日本人には向かない。ボーっとしている暇はない」といいそうですが。
でもいくら貯金があったって、死んでしまえばおしまい。人生を、今という時を、最大限に楽しむのが、こちら風の考えで、わたしも実は少しずつその考えに傾きつつあります。

個人的な話ですが、こちらでも言われているほど全ての人がゆったりとした休暇を楽しむとは限らないと以前思ったことがあります。親しくしているオーストリアに永住するトルコ人(金髪で青い目でトルコ人には見られないのですが)の家族とまだサイトを作る5年くらい前にシンガポールに一緒に旅行に行ったのですが、その奥さんはどちかというと、日本人気質で、せっかく旅行に来たからには、全部見ないと気がすまないというので、観光地(と言ってもシンガポールは動物園くらいしかないですが)もめぐって全てのショッピングセンターに行って、あれも買ってこれも買って・・・と急がしそうで、これは別行動の方が良いなと思ったことがありました。ご主人は文句を言いながらも振り回されてかわいそうでした。せっかく皆での久々の休暇だからと(会社の割り引きがかなりあったこともあり、)奮発して当時世界一セクシーなお風呂が有名だと紹介されているホテルに、日本からも知り合いが入れ替わり来たこともあり、20泊も泊まったので、心行くまで楽しみたいと毎日昼からお風呂に入り、一日中ホテルのプールでカクテルなど飲みながらVIP気分を味わうほうが観光より私は好きだったのですが・・・・ 
彼女にとっては忙しく一日をフルに過ごした方が休み。という感じがするのだそうです。なんだか日本人みたいだね。と言っていました。
だからと言って、彼女にはホテルも大切で、いい加減なホテルでは嫌だそうです。確かにせっかくの旅行はホテルが貧相だと楽しさ半減、疲労3倍になりますよね。バックパッカーの学生さんならともかく、予算がある限りはよいホテルに泊まるのはお勧めです。
このように書くと彼女はとてもわがままな人のような感じですが、実際は本当におっとりしていて、怖がりで、とってもかわいい人で、大好きな友人の一人です。この旅行まで、きっとご主人の言いなりになっているのだろうなと思っていたのが、実は逆だったので、だからこそ驚いたというわけです(笑)こんなエピソードもありました。

シンガポールに行ったときはちょうどクリスマスの前でした。私があるワンピースを買ったのですが、それを彼女もたいそう気に入って同じものを買ったのです。とても喜んで部屋にいたご主人に見せたら、うわの空の返事で、あまりいいね。と言われなかったらしく、なんと、あなたが気に入らないなら私も要らないわ。とそのワンピースをはさみで切ってしまったのです。(この過激さには仰天)それでご主人が大慌てで、私達の部屋に来て、どこで買ったか教えてくれる?!と血相を変えてきて、その足で彼はそのお店に買いに行き同じワンピースを買ってクリスマスプレゼントにしたそうです。
私なら夫から「似合わないし好きじゃない」と言われても、気に入って買うのは私ですから「あっそう。趣味が合わないわね」と思うだけなのですが、(笑) 「あなたにも好きなものを私は着ていたい」という彼女はすごいですし、また同じものをプレゼントするご主人も優しいです。
ちなみに彼らは新婚さんでもなく、当時もう結婚してから10年くらいたっていて、男の子もいます。あんなに穏やかな彼女がそんなことをするなんて。と驚いた一見でした。人は見かけによらないものです。(笑)

話がだいぶそれて関係ないことを書いてしまいましたが、GWにも私のHPをご覧頂いている方には大変感謝しております。GWにまで、PCでこんなサイトを見なきゃいけないなんて。と思われている方もいらっしゃると思いますが、がっかりされないでくださいね。GWにこのページを見てよかった!とおもっていただけるほど素敵なキリムもお安くご紹介いたしますので。

4月27日(水曜日)

久しぶりに娘のお友達が遊びに来たので一緒に縄跳びをしたり(小学生の時に得意だった2重とびや3重とびがまだ出来たので嬉しかったです!)これは内緒ですが、フラフープを首でまわしたりと遊んでいたら疲れてしまいました(笑)

さて、「フランスの写真家、故ロベール・ドワノー氏が1950年にパリの街角で撮影した「市役所前のキス」の署名入りオリジナル写真が25日、パリの競売会社アールキュリアルで競売に掛けられ、予想価格の約10倍の15万5000ユーロ(約2100万円)で落札された。」というニュースを見て写真を見て「これは!!」と思いました。1年くらい間にイタリアの友人宅に行った際にこの写真が壁に掛けられていて(もちろん複写)なぜかじいっと見てしまうような素敵な写真で、私はこの写真がそんなに有名なものとは露にも知りませんでしたので、素敵な写真だな。でも人目もはばからずにキスしているなんて、自然に撮ったものかなそれとも、やらせたものかな?でもこの自然な感じは実際の恋人同士だろうな。なんて素敵!などと考えていました。なんだか妙によいオーラを出している心に残る写真でしばらくあの写真は一体なんだったんだろうと思っていましたので、やっぱりそんなに価値のある写真だったのだ。とちょっと嬉しい感じです。(ちなみに借家だったため友人も知らず。オーナーの何か気に入った好きな写真だと思っていたらしいです)しかも、写真家であるドワノー氏が改めてポーズをカップルに頼んで、撮ったということで、素朴な疑問も解決しました。生きていらしたらさぞ驚かれたことでしょう!

しかも実際にまだモデルの女性がおばあちゃんになって、生きていらしっしゃるなんて素敵だと思いませんか?ご主人とニコニコ顔で写っている写真がトルコの新聞にも本日載っていました。素敵な上品な感じの老婦人でした。キスの相手は若い頃のご主人ではなく、当時の恋人だった男性だそうで、その男性は去年なくなっているそうです。もう少し生きていらっしゃれば喜んだのに!と思いました。とっても素敵な写真なので、まだご覧になっていらっしゃらない方は是非ご覧くださいね!

4月25日(月曜日)

起きたら電車の脱線の事故をネットのニュースで見て驚きました。先日のアミューズメントパークでの事故といい、今回の事故といい、日本だから安全、日本のものだから安心できるというのはもはや過去の話ですね。日本を代表する大人気だった航空会社まで信用できない時代ですから・・・ペイオフ解禁で、銀行だってもはやいつまでも守ってくれると思ったら大間違いです。

おかしな事件も多発しています。極端な話昔に比べたら、どこで犯罪に巻き込まれるかわからないですから、友達も、学校の先生も、近所の顔見知りの人もだれも信用できなくなり、結局社会そのものも信用できなくなり、よりどころとなるものがなくなり、自殺も増え殺人も増えるという悪循環になっていくような気がします。

不幸にも事故に巻き込まれた方が一人でも助かりますようにお祈りいたします

4月24日(日曜日)

金曜日に娘がティッシュに大切そうに何かをもって帰ってきたので何かと思ったら学校の庭にいたというちょっと普通にいるのとは種類の違うカタツムリでした。大切そうに土を入れたり葉っぱを入れたりして1時間に一度は様子を見にいっています。私は小さい頃沖縄に住んでいたのですが、アメリカンマイマイという毒のある大きなカタツムリが庭にいて父と退治したのを覚えていますが、そのマイマイに形が似ていてなんだか嫌な感じです。以前日記にも書きましたが、ナメクジをやはりかわいいといって娘が飼っていて、蓋を閉め忘れ行方不明になった苦い経験がありますので、しっかりと蓋を閉めてもらっています(笑)息が出来ない!!!というので、フォークを熱くして穴をたくさん開けました。 逃げ出さないことを祈ります。

4月23日(土曜日)

時間に追われる1週間が終わりました。ため息です。最近はキリムを扱う量も多くなり、車に載せきれないので、全ての絨毯屋さんが直接家まで運んでくれるようになりました。その分こちらから行く手間は省けたのですが、膨大の数の絨毯が家にあり、まるで倉庫のようになりました。今週は絨毯屋さんのほかにワードローブの修理やさんまで来てばたばたしておりました。

この修理やさん、ある家具店から買った洋服ダンスの閉まりが悪いので連絡をしたのですが、すごい間違いをしてしまいました。組み立てのことをモンタージュといいますが、なにを考えていたのか私は1年位前にモンタージュをしたでしょう。と言う時に、シャンタージュと言ってしまいました。モンタージュも、シャンタージュもフランス語と同じで、シャンタージュは、ゆすり、恐喝のことです。

家具屋さんとしてみたらいきなり、日本人から電話がかかり、「ちょっと、覚えていますか、1年前に家で恐喝したのを覚えてる?」なんていわれたら驚きますよね。12年もいるのに情けないです。一瞬絶句していた家具屋さんも、少し間を置いて、ああ、覚えていますよ。お買いなっていただきましたね。と覚えていてくれたのできっと外人がすごい間違いをしているのだろうと察してくれたようでしたが、あとで、家にお手伝いに来ているKさんに話して大笑いになりました。たかが2.3文字の間違いですが大間違いです。

4月19日(火曜日)

今日は朝からばたばたした一日でした。9時に歯医者さんに行って、10時過ぎにはうさぎの胸のところに出来た脂肪の塊のようなものをとりに獣医さんに行きました。それが大変恥ずかしいことに(例のロロちゃんですが)太りすぎで、適量の麻酔が聞かずに、3度も増量で麻酔薬を注射することになりました。通常15分くらいで寝てしまうのに実際2時間以上待って、増量の麻酔でようやく寝ました。別に悪い腫瘍などではなくただの脂肪でしたが、以前に比べて大きくなっていたので思い切ってとってもらうことにしたのです。バリカンでまず毛をそられて、2センチくらいでしょうか。中身を切り取って、縫われて痛々しい傷跡に大きなバンドエイドを貼ってもらったのですが、目が覚めてしばらくしてから自分でとってしまいました。黒い糸で傷口が縫われているので、娘と、赤頭巾ちゃんの狼みたいだね。と笑ってしまいました。

意識が回復するまで獣医さんにいましたので、結局3時間、心身ともに疲れました。麻酔を増量と聞いて、どうにかなったらどうしようと、心配しながらうろうろしていました。(笑)ペットと言ってもやはり家族同然ですね。しかし、太りすぎで麻酔も効かないとはお恥ずかしいです。10日後、また抜歯に行かなければ・・・ 動物はしゃべれないので余計にかわいそうです。人間でも言葉の不自由な外国にいるとおなかが痛いことを説明するのに、どのような痛みか苦労しますよね。

4月18日(月曜日)

梅雨が始まったのか(トルコの梅雨は4月の終わりです)大雨で嵐のような日でした。ここは12階なので、今でも窓の外がゴォーと鳴っています。明日は朝一番で歯医者さんですので、もうそろそろ休みます。

せっかく韓流で日本と韓国の関係が良くなっていたのに、また反日感情が高まっているようで・・トルコもお隣のギリシャとは犬猿のなか。やはり近すぎる存在というのはどこでもだめなのかもしれませんね。幼馴染でも親同士がライバルに感じていたり。。。って言うのは良くあると思いませんか?あくまでも政府同士の仲たがいにして欲しいですね。

4月15日(金曜日)

最近トマトがとても美味しいので思い切って3キロも買いました。(実際は3.8キロ入っていましたが)これで、400円ちょっとですからお安いですね。ちなみに48個くらい入っていました。昨日の夜からにんにくとオリーヴとバジルをたっぷり入れてトマトソースを大量に作りました。48個のトマトが全部ソースになりました

4月13日(水曜日)

ずうっと行きたいと思っていて行きそびれていた歯医者に通い始めました。かなり久しぶりで親知らずを抜いたのをのぞくと、治療にいったのはまさに13年ぶりです。歯はかなり丈夫なのです。久々に当分通うことになります。歯で思い出して、5羽のうちの2羽のうさぎが歯が伸びすぎで(同じものを上げているのに他の3匹は異常なし)今までは私が爪きりで切っていたのですが、均等に切れないし、これはどうにかしてしてもらおうと、夕方に獣医さんへ。初めて行ったところですが、大変親切でした。全身麻酔をかけたのでちょっと心配でしたが、綺麗に切ってくれました。来週は気になっていたロロちゃんのおなかの脂肪の塊みたいなのをとることになりました。明日は娘の耳の検査で小児科へ。当分病院通いの毎日です。

話は変わりますが、今朝、近くのマーケットへ買い物に行って、マイドノス(西洋パセリ)を5束買った時に 毎回マイドノスをたくさん買うので、八百屋さんのお兄さんに「マイドノスがすごく好きなんですね」といわれたので、「ウサギが5匹もいるので」と言った所、「じゃあ、古い売り物にならないようなのがあるから上げましょう」と大きな袋に一杯 詰め込んでくれました。ありがたく頂きましたが、売り物にならないというからには、虫とかが入っていたりかなり痛んでいるのかなと、レタスや、からし菜、サラダ菜などの山をチェックしましたが、大体OKでした。

おかげで今日のうささんたちの餌は毎回グリーンの種類が多い豊富なお食事でした。朝昼夜、それに朝と夕方におやつも上げているんですよ。

4月12日(火曜日)

今日はとても気持ちのよい初夏のような天気で、半袖で十分なくらいでした。

日本に行くまでの飛行機の中で、、結局寝れなくて映画を2本見てしまいました。1本目はかなりヒットした ブリジット・ジョーンズの日記 その2の方で、1の方は見ていないのですがこれはかなり面白かったです。いくつになってもかっこよくて声が本当に素敵なヒュー・グラントを見ると、やっぱりいい男は独身なのかも。と思いました。ブリジット役のRenee Zellwegerはとてもかわいい人で、この役のために無理やり太るなんてさすがハリウッドの女優さんだと思いました。この映画はとても気に入ったのですが、よく聞き取れない部分もたくさんあったので、英語の勉強のためにDVDを買ってもう一度見ようと思いました。

もう一本の映画は I am David という映画で、これはブリジット・・・と対象的な映画でした。胸にジーンとくるすばらしい映画でした。ご興味のある方はこちらのサイトをご覧下さい。http://www.herald.co.jp/official/david/ 子役の男の子がとっても素晴らしかったです。

最近忙しくて映画を見る時間もなかったので、窮屈な飛行機の中とはいえ、かなり楽しめた2本でした。周りを見回してみたらほとんどの人が口を開いて寝ていました。(笑)

日本ではハウルの・・・を見たかったのですが、やはり時間がなく、DVDが出るまで待つことにしました。今から楽しみです。

4月11日(月曜日)

いろいろな方にお疲れのようですね。とメールをいただくのは、きっとこの日記の曜日と日にちがいつまでたってもずれているだろうと今思いました。(笑)

さて、今回日本に帰ってからこなした事務的な仕事のひとつに免許書き換えがありました。日本ではこの10年以上運転をしていませんが、一度更新日をすぎてから失効になり、更新したので無事故無違反なのに、3年しかもらえません。今回も3時間も講習を受けました。3時間も・・・と思いましたが考えてみればこの講習によって初心に戻って気をつけて運転する人も多いと思いますのでさすが日本だと思いました。こちらトルコは毎日車に乗っていますが、講習などないので、ありがたく受けました。こちらトルコはといえば、免許を取ったら最後、死ぬまで講習や書き換えなどありません。ですから当然のことながら事故はものすごく多いですし、免許を取り上げられるような人もうようよ目茶苦茶な運転をしているのですから、本当に怖いです。

トルコは黄色は、気をつけろ止まれ。ではなく、さっさと早く行け。ですし、日本のように車間距離をゆったりととっていれば後ろからブーブーならされて、それでも詰めないと追い抜かされますから、本当にクレイジーです。交通規則を守って運転している方がまるで悪いことをしているような気分になります。

周りの日本の人は「よく運転するよね」と言いますが、慣れてしまえば、トルコの車は馬、そして突然道に出てくる人たちはまさに羊だと考えていいと思います。びくびくして譲ってばかりいたらかえって危ないし、迷惑になるので思い切って大胆に。トルコの運転だけで呆れていたら、イタリアのナポリはもっとすごかったです。あそこはいくらトルコで大丈夫でもちょっと運転する自信がありませんね。食べ物は美味しいし、町並は異国情緒にあふれているし、人は親切ですし、怖いところと思われているのか日本人も全くいないですし、お勧めですが。

4月9日(土曜日)

あと1週間日本にいたら桜が見れたのに・・・とがっかりです。一番寒い時に行って帰ってきたような・・日本から帰ってきて張り切って溜まっていた仕事を張り切ってしていたら昨日の夜からぐったりでした。昨日は早めに寝て今日は朝もゆっくりでしたので、夕方からまた乗馬のレッスンに行って来ました。今日はじめて一人で乗れるようになり、先生にも「暴れ馬じゃなきゃもう一人で乗れますよ」と言われて興奮してしまいました!ちょっと見ない間に子犬が大きくなっていました。

4月7日(木曜日)

以前お客様に教えていただき、それ以来購読(?ただで配送してくださるのですが)しています。田中宇 氏 のニュースで、本日はサウジアラビア滞在記第 2弾でした。とても興味深い記事で面白いので、是非ご覧下さい。以前もご紹介させていただいたと思うのですが、国際問題などは日本で報道されているようなわかりにくいうわべだけの記事ではなく、色々な観点から(各国の何ヶ国語もの新聞をご自身が読み込んで)書かれていますし、とても詳しく説明されているのでわかりやすく、大変勉強になるサイトです。私など世界の政治経済などは解説つきでないとわからないので、とても楽しく読んでおります。

田中宇の国際ニュース解説 2005年4月7日 http://tanakanews.com/   です。奥様もジャーナリストで、HPでサウジアラビア日記を書いていらっしゃるのですが、こちらも興味深いです。

記事を読んで思うのは同じイスラムの国でもトルコとサウジではこんなにも違うのかという感じです。サウジアラビアは、イスラム教の本場メッカの地でもありますので、当然ですがどちらかというと、アメリカに迎合しつつ、ヨーロッパのメンバーに入るべく、イスラム!!ということさえあまり前に押し出さないトルコに比べ、サウジはやはりイスラムの国ですね。

服装に関してもトルコでは大学では 頭にスカーフを被るのは法律で禁止されています。(とは言え、被っている人はいますが)このスカーフを被っている人は、普通はKapaliカパル(closedのトルコ語)と呼ばれますが、カパルというのは 閉鎖的という意味もありますから、ちょっと単語に馬鹿にしたような軽蔑的な意味合いがあるので、(といいつつ、自分たちでもカパルと言っていますが)新聞などではTurbanli(トゥバンル)=ターバンを巻いた人という書き方がされています。1ヶ月ほど前毎日のように新聞で話題になっていた女性がいました。50年近くの間ずうっと(女性の場合は初潮が見られてからカパルにするということです)スカーフを使用してカパルだった女性が思い切ってスカーフを帽子に変えて、髪の毛ももう少し見せてぐっとおしゃれになり、他のカパルの人たちに「スカーフを取って帽子に変えましょう!!モダンになりましょう」と盛んに提唱していたのですが、モダンな女性からは「なんていいこと。トルコもヨーロッパに入るからにはこんな考えを持つ人がいることは素晴らしいこと!もっとカパルの人が減ればいい」と支持され、またカパルの女性からは「自分ひとりで帽子を被っていればいいのに、人にまで強制するな。私達は信念をもって被っているので自由」とかなり批判されていました。こんなことどうでもよいのに。と思いながら4日ほど続けてこの女性が登場していたので、よく覚えています。

女性にいたっては、特に、イスタンブル、アンカラ、イズミル(トルコ1美人の多い都市と言われています)などでは日本人よりも更に肌を露出している人が多いですし、(足の細い人も太い人も、年齢問わずミニスカートの人もすごく多いです)多分トルコの大都市で生活されましたら、豚が食べられないことと、以前書きましたクルバンバイラムの時以外はここは本当にイスラム教の国?と思われるはずです。 地方都市に行けばまた変わってくるかもしれませんが。宗教色の強いコンヤなどではまさに真っ黒の服で目だけ出ているような服装をしている女性も見かけます。

サウジは訪れたことがないのですが、5年くらい前に ドバイ (アラブ首長国連邦)に休暇で出かけたことがあります。無税ですし、ブランドものも驚くほど安いので、当時イスタンブルの企業の駐在員の奥様たちは1ヶ月に一度、「ドバイお買い物ツアー」をしていたとも聞きます。

海に浮かぶヨット型の超高級ホテル建設中でそれを横目に見ながら、それでもかなり大きなホテルに泊まったのですが、ポーターをはじめ使用人は全てアジア人。だからでしょうか。なんとなくアジア人を馬鹿にしている感じでした。自分たちが一番お金持ち見たいな感じでした。

ものすごく大きなショッピングモールがいくつもあって、真っ黒づくめの女性達が両手にブランドものの買い物。シャネルの店からも両手にシャネルの紙袋を抱えきれないくらい持った女性を3人くらい連れて(多分一夫多妻製なので皆奥さんなのでしょう)いる男性もいました。ウィンドーにへばりついて、いくらかな。と見ているだけの私達日本人を横目で「ふんっ」って感じで見ながら・・・・

驚いたのがランジェリーショップ。頭の先から下まで隠しているのでおしゃれを楽しむ暇なんてなくてかわいそうと思いきや、外でおしゃれが出来ない分真っ赤な下着とか透けすけとか、本当にちょっと普通の下着やさんで販売してはまずいのでは?と思うような下着のセットがたくさんありました。別にランジェリーショップを探していったわけではなくけっこうあるのです。エスカレーターで少し上にいた女性の服をまじまじと見ていたらその下に(別に覗き込んだわけではありませんが)ド派手な真っ赤なキャミソールが見えていました。真っ黒でかくして下にこんなものを着ているから余計に下に着ているものを想像してしまうのではないでしょうか。イスラム教の男性は女性の手をみて興奮するので、手を隠さなくてはいけないとある本で読んだことがありますが隠すからみたくなるのですよね。何の理由もなくて手を見て興奮するなんてただの変態です。人間は隠しているものは見たいと思うのでかえって全部取ってしまったら手を見て興奮する人なんていなくなるのではないかと思います。

話はそれますが、私はミケランジェロのダビデが大好きで、小さなポストカードを壁に飾っていてマウスパッドもダビデの全身が写っているものなのですが、それを家で働いているKさん(ちなみに彼女も被っています)が見てびっくりしていたのを思い出します。私の部屋を掃除してくれる時に、「真っ裸の男の人をかざるなんて!」と言うので、「ミケランジェロを知らないの?これは芸術なのよ。」と説明したのですが、「全部裸なんて!!はずかしい」と言い続けているので、これはだめだと説明するのを諦めました。別に彼女がダビデ像を知らないことを馬鹿にしているのではなく宗教の違いからくる価値観の違いを説明するのは不可能ですし、時間の無駄です。宗教は家族であっても、夫婦であっても親子であっても 和解し合えないと思います。成田空港で イタリアからツアーで戻った人が税関でダビデのポスターを没収されたと聞きましたが、耳を疑いました。わいせつ物持ち込みになるのでしょうか(笑) Kさんはもしかしたら皆にわたしが全裸の男性のグッズを部屋中に飾っているといいふらしているかもしれません・・・(笑)

4月6日(水曜日)

今日は日本と同じようにトルコもとても暖かくて初夏のようなお天気でした。日本は春がありますが、トルコは春や、秋と言えるような日々はほとんど1週間くらいですね。寒かったのが突然暑くなりそのまま夏になり、夏も10月の終わりごろに雨や嵐があった後にいきなり寒くなりそして冬。という感じ。ちなみにトルコの梅雨は4月です。

なんだか、中途半端な時差ぼけで、最近は毎日10時過ぎには健康的に寝ています。今日はもうすぐ11時ですが起きているのがけっこうやっとです。日本にいるときはなんだか3時ごろまで寝られなくてやっとぼちぼち慣れてきたころにはまた戻らなきゃという慌しい日本行きでした。ぼけていてなんだかミスの多いメールをお客様にも送ってしまっておりまして、大変申し訳なく思います。

今日はせっかく春らしいので、日本から買ってきた(お値段の割りにはとっても素敵だったので)ベイビーピンクのスプリングコートを気取って出かけたら帰ってきたらまだ値札のついたままでした。もしかしたら首のところから見えていたかも。娘に言ったらギャハハ〜みっともな〜い!!と言われました(笑)

4月4日(月曜日)

もう4月だというのに寒い日が続きます。日本へもきっと春だから暖かいに違いないと薄めの服しかもって行かなかったのが大間違いで毎日あんなに寒いとは思いませんでした。湿気があるのとないのとかなり違いますね。到着後最初にテレビをひねってから帰る日の朝まで、テレビでは本当にホリエモンばかり写っていて、他にニュースはないのか。と思ってしまいました。また幼児虐待のニュースも10日間いるうちに何度見たでしょう。ものはますますあふれていて豊富だけれど、今の日本なにかおかしいですね。しかも事件を起こしているほとんどの加害者が30代のような気がします。同じ30代として、なんだかがっかりというかどうして?と思います。

4月3日(日曜日)

本日はまたプロバイダーのメンテナンスとかで、かなり長い間HPがご覧になれなかったと思います。ご迷惑をおかけいたしました。日本だと多分予告なしに突然Hostingが切られたりしないと思いますし、そんなことが続けばだれもそのプロバイダーを使いませんが、ここ、トルコはそれほどプロバイダーの数もなく、ネットビジネスも全く盛んではないのでこちらが電話をしても、もうすぐ終わりますよー。という感じで謝りもしません。今日も朝からHPが見られないので、(日曜はいつも昼くらいまで寝ているのですが、今日は時差ぼけで6時に起きてしまいました)一刻も早くなおして!とメールを打ったのですが、午後になってから、メールが来ていてメインテナンスのため、10時間ほどHostingを切ります。とのことでした。なんだかのんびり・・・です。

住み慣れているアンカラですが、本当に久しぶりに(2年ぶり)に日本に行って見ると、つくづく、なんと何にもないところなんだろうと悲しくなります。本当に言葉は悪いですが、ど田舎です。なんだかせっかく現代の日本に生まれたのに、東京のてきぱきとした緊張感のある生活に比べるとここは50年くらい前の日本より遅れている感じがして、これでいいのだろうか?!と思いますが、そのかわり、キリムに囲まれたゆったりとした生活をしばらくは楽しみたいと思います。日本にはいつでも帰れますし。

4月2日(土曜日) 

昨日の深夜日本より戻りました。全部で21時間以上もかかりやはりぐったりしました。イスタンブルからアンカラへの飛行機は20分も遅れて10時半過ぎの出発でしたが、日本からのツアー客がたくさん乗っていらして、驚きました。飛行機は本当に疲れるので大嫌いです。(スチュワーデスさんはいくらお給料が良いといえ、あんなに重労働を笑顔でこなして本当に尊敬です)

アンカラに着いたときも、ああ、また汚くて、くさいタクシーに乗って帰るのは嫌だなと思ったのですが、珍しく、テレビまでついた最新型の新品のベンツのタクシーで、広々としてラッキーでした。同じ金額を払うのなら良い車の方がよいですね!しかもドライバーさんも大変丁寧で頼んでもいないのに、荷物をマンションのエレベーターまでさっさと運んでくれて、大変助かりました。

同じ疲れるのでも自分のペースで例えば10時間働くのと、人に合わせて何も自分の意思で変えられない状況で10時間働くのは疲労度が違うと思います。飛行機は本当にもう嫌だ!疲れた!と思っても自分の意思でとめられるものではないですし、体も伸ばせないし、特に長時間飛行の場合はいつも途中で心の中では「どうにかして欲しい!!」と叫びたくなってしまいます。狭いところに長時間閉じ込められる気がしていてもたってもいられない気になります。

よかったことは、以前一度だけ一緒のフライトだったスチュワーデスさん(日本人)が名前まで覚えていてくださって、感動しました。娘が赤ちゃんだった頃なのでかなり前なのですが、それでも覚えていてくださるなんてさすがプロだなとまた尊敬してしまいました。

話は変わりますが、ローマ法王が先ほど亡くなったそうです。もうすこし若い頃はとってもハンサムだったんですよ!(と知り合いのようですが)中学、高校とカトリックの学校で、先生は全員シスターだったのですが、中学生の時にパパ様(ローマ法王)が日本をご訪問された際には、皆で大フィーヴァーで、ローマ法王セットなるものを半強制的に買わされて、でも買ってみたらパパ様のグッズがたくさん入っていて、ハリウッドの俳優まっさおのかっこよさで、(ポスターとか、ポストカードとか、キーホルダーとかペンとかいろいろ)しばらく額に入れて飾っていたのを思い出します。24.5年前のことですから、パパもものすごく若かったわけではないですが、それでもすごく素敵でした。不謹慎な言い方ですが最近は新聞やニュースで入るたびにめっきり本当におじいちゃんになってしまって、彼を見るたびに人は年をとるのだなあ。。と感じると同時に中学生だった頃に比べて私も年をとったんだ。と思っていました。次期法王は誰に?でしょう。

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