4月29日(日曜日)

昨日は結局4時起きのまま一睡もせずに夕食時にワインをあけて飲んだら1時間もしないうちに酔いが回って10前に寝てしまいました。今朝は10時過ぎまで寝てしまいました(笑)普段から多眠症じゃないかと思われるくらい睡眠をとるほうなので、やはり4時起きはきついです。朝早くから畑仕事をされる農家の方など、尊敬します。

さて、話は変わりますが、北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの親御さん、ブッシュ大統領の協力を得ることが出来て本当によかったですね!
日本政府はいままで何をやってきたのでしょう。もし身内が同じ目にあったらどうするんでしょうね。人間が拉致されたなんてすごいことなのに、こんなに長い間きちんと調査もせず放っておかれて世界中にも知られていないなんてそんな恐ろしいこと信じられません。フランスやイタリアの新聞などでも、最近になってこの事実が初めて取り上げられ、自国の国民がこんな目に会っているのに、今まで何も出来ずに放っておかれたとは!と日本政府に対して、非難ごうごうだったようですよ。あの日本でそんなことが!と言う感じで。人事ながら本当に心配です。(横田めぐみさんって私と同じくらいの年なんですよ)どうか一刻も早く些細な情報でも得られますように!この事件がすごく気になり、10年以上前から北朝鮮関係の本を読み漁ったり、拉致事件関係のニュースを追っているのですが、横田さんご夫妻が日本政府に対応を求めても無視し続けられていたそうですね。
ニュースだけではわからなかったのですが、今回この事件が米国の議会で取り上げられ、拉致被害者の方たちが渡米し、大統領と面会するにいたった経緯は、被害者の家族の方たちがブッシュ大統領に手紙を書いたということで、別に日本政府のお膳立てや、援助があったわけではないんですよね。
本当にまさに新聞にも書いてある通り、拉致問題解決への国際的な連帯が強化されればよいと心から思います。

4月28日(土曜日)

きょうは土曜日だというのに4時すぎに起きてしまいました。4時過ぎにレオが私のベッドに乗ってきてハアハア言っているのでたぶんお腹を壊していてトイレだなと思って眠い目をこすって2階のベランダをあけたら一目散にすっ飛んでいきました。トイレを教えてくれるのは嬉しいのですが、へんな時間に起きたので目が冴えてしまい、おまけに昨日知らない間に(夢遊病者のように)ベッドで寝てしまったので、PCがつけっぱなしで発見したメールを5通も書いたら目が冴えてしまいました。
おかげさまで、昨日できなかった仕事が一気にできましたので、朝風呂まで入ってしまいました。メールをいただいた方どうも有り難うございます!
今まで犬がハアハア言っているときは、熱いのか、のどが渇いたのかどっちかだと勝手に思っていまして、この間パリで飼った犬の雑誌を見ていましたら、ハアハア言っているのは極度に緊張している証拠だと書いてあったので、これはお腹が痛くてトイレに行きたいのを我慢しているんだな。と思ったわけです。
案の定トイレに行ったら、(ベランダなので楽ですが)そのあと、おとなしくすやすや寝てしまいました。よかったね!
そのあと7時まで雑用をこなしていたらレオとDIDOがおきたので、庭に誰もいないことを確認して走らせにいきました。
ということで現在まだ9時前、なんだか長い1日なりそうです。とほほ・・・

4月26日(水曜日)

朝いつも8時過ぎに娘を学校まで車で送り届けてから学校の前に公園で2頭の犬を散歩させます。きっちり30分。その間その日やるべきことの順序を考えて、絨毯屋さんの訪問(何しろ5件以上の絨毯屋さんが交互にやってくるのでほぼ毎日)も考慮に入れて何から先にしたら効率がよいか考えるのですが、それが全部こなされた日はほとんどありません。よるお風呂に入りながら、ああ!あれもこれも今日は出来なかったと自分なりに反省するのですが、お風呂から出て、娘の寝顔と犬2頭が幸せそうに寝ているのを見ると、まあ今日も1日無事に過ごせたんだからよしとしよう!と思います。毎日その繰り返しなので、出来なかった仕事が山ほど積み重なってしまうんですよね。
完璧主義ではないのですが、計画を立てたように出来ないと、自分に対していらいらしてしまう方なので、もし娘や犬がいなかったら歯どめが聞かずに仕事をしてしまうのですが、きっと神様がストップをかけるために娘と犬2頭を与えてくれたのだなと思います(笑)
3月は私の誕生日があったのですが、お客様のお一人が、きっとDIDOちゃんは神様からのお誕生日のプレゼントですね!とおっしゃってくださったのですが、本当にそう思います。

昨日日記に書いた母犬と赤ちゃんですが、(6頭)今日、その犬が隠れていた棟のマンションに住む人がうるさくて眠れないからと苦情を言って、管理人の人たちが赤ちゃんを取り除きました。(もちろんアパートの心ある人がもらってくれたそうです)母犬も一緒に捕獲するはずだったようですが、すごく怖がって逃げてしまって結局捕獲失敗だったとのこと。先ほど9時過ぎにまたレオとDIDOを庭で走らせたところ、その母犬がすごい勢いでレオの方に走ってきました。そこで、なんとDIDOがすごい勢いで唸りながらやってきてその母犬に激突、かみつきました。母犬退散でDIDOちゃんの勝ち。娘の怒ったことと言ったら!!DIDOちゃん怖い!かわいそうじゃないのママ犬が!!赤ちゃんを取られて悲しんでいるのに!!とDIDOに怒っていました。もう母犬がいる限り、外で走ることDIDOは禁止だそうです。きっとレオの方にワンワン吠えながら走ってきたので、守ろうとしたんですね。
今日犬についてとても詳しくご存知で、昨年レオがくる前から色々教えていただいていたあるお客さまがメールをくださり、きっとDIDOちゃんはすごい修羅場を乗り越えてきているから肝っ玉がすわっているのでは?とおっしゃってくださいましたが、本当にそうですね。まさに姉御と言う感じです。しかし一度も家では吠えたことがなく、甘えん坊で、すりよってくる従順なDIDOからは想像も出来ないくらいの変貌だったので、本当に驚きました。本性見たり。と言う感じ。
「DIDOちゃんあなた、案外こわいねえ」といいましたが、きょとんとしていましたが。ちなみにレオはビビッて逃げていましたよ(笑)曜日)

4月25日(火曜日)

今日はまた犬のことを書きますので、またか。と退屈しそうな方はお読みにならないで下さい。

実は私が休暇に出る前から、マンションの庭(ビル3棟分共通の庭ですから3000平米くらいある広い庭です)のほかの棟の階段の下のくぼみになっているところに母犬と赤ちゃんがいました。ストリートドッグは通常マンション内に入り込むと有無をいわさず、警備員につまみ出されるのですが、今回警備員の人が優しかったのか、犬好きだったのか、マンションの住人(犬嫌いの)から苦情が来ているにもかかわらず(母犬がかなり吠えるので)赤ちゃんが大きくなるまでは置いてあげようと見守っていたようです。たまにレオとDIDOを庭に連れて行くと(人が居ない朝早くや夜9時過ぎにドッグランさせているのですが)母犬がワンワン吠えてすごいのすが、ああ、赤ちゃんを守っているのだろうと思っていました。が所詮野良犬なので、いつかはつまみ出されるだろうし、運よく例の犬の大虐殺の時期とずれているので、(先日の日記に書きました)うまく行けば生き延びれるかなと言う感じですが、どうなるのかなとちょっと心配でした。本当にキリがないのですが、2ヶ月くらい前に日記に書いた郵便局の前にいた赤ちゃん(保健所に保護されたと書きましたが、殺されてしまったのでしょうか)のときもそうでしたが、野良犬の赤ちゃんを見る度に本当に胸が傷みます。

いつもトルコでは犬嫌いの人が多く、ひどいと書いていますが、もちろん犬好きな人もいます。もちろんこのマンションにも。去年の5月にレオが家に来て以来、ずうっと遊んでくれる14歳のトゥーラ (トゥーラはオスマン時代のスルタンの花押のこと)は家族で犬大好き。となりのとなりのマンションに住んでいます。DIDOを私が保護したときも、保護できるかどうか彼はすっごく心配してくれて(一応子供なので、経過はあとで話しましたが)保護する前から毎日DIDOのところに通っていたそうです。(工事現場)

実は今日は一日忙しくて日中合計3時間以上も(人によっては3時間だけ!?ですが)ですがDIDOとレオをお留守番させてしまったし、夜はフランス語で、またお留守番だったので、かわいそうで、人の居ない夜9時から外で自由に走らせてあげていました。いつもはそんなに吠えない例の赤ちゃんがいる母犬がすごい勢いでずうっとワンワン吠えているので、どうしたのかなと思っていたら、そこにトゥーラがやってきました。「赤ちゃん犬、僕たち手分けしてマンションにもっていったんです」とのこと、聞けば、小さくてまだ外では寒いので、工場のほうで引き取るという人が見つかったので、トゥーラが4頭、あとの2頭は他の人が取ったとのこと。どうりで母親犬が怒って気が狂ったように吠えているわけです。
でも、あまり吠えているので、かわいそうになって赤ちゃんを戻してあげようというのです。すごく繊細で優しい子なんですよ。
娘は娘であの子達どうなっちゃうの?またゴミ箱に入れて殺されるの?かわいそう。助けてあげようよ。どうにかできないの??と泣きはじめるし。
しばらく公園内の、バスケットボールようピッチ(庭に小さな子がいるときはレオとディドは囲いのあるこのピッチで遊びます)で遊んでいると、トゥーラと、オスマンという別の男の子と女性がやってきました。どうも赤ちゃん犬と母犬に上げる餌のようです。
その女性はオスマンのお母さんでした。レオを見るなり、かわいい!貴方の犬ですか?というので、はじめまして、と少し話した所、彼女は動物が大好きで、この母犬と赤ちゃん犬はもうつまみ出されるのも時間の問題なので、明日旦那さんの持っている工場(このマンションに住んでいる人は工場をいくつも持っている裕福なトルコ人が多く、工場には見張りで犬が何匹も必要らしいです)に母親ごと連れて行くそうです。とても綺麗なひとでした。
なんだかトルコにも優しい人いるんだなとほっとしてしまいました。工場にいれば少なくとも食べ物には困らないし、つながれるかもしれないけど、いつ殺されるか分からない野良犬よりずうっとましです。
娘も母犬ごと連れて行ってもらえる!と聞いてホッとしていました。

さて、DIDOですが、すっかり家の子として馴染んでいます。
3月にはもめたお手伝いのKさんですが、今はすっかりDIDOのことも可愛がってくれるし、以前よりさらに良く働いてくれることになり、関係は前より良好です。
DIDOのことも、「こんなにおとなしくておりこうだったなんて」とまず、家にくると、レオちゃん、DIDOちゃんおはよう!と日本語で言ってくれるんですよ。

DIDOは本当におりこうで、最近公園などでも、たまにリードをはずしています。絶対に逃げないんですよ。名前を呼べばすぐに来るし、人にも飛びつかないしこの調子じゃパリにいけるかも?!(休暇の部分の日記をご参照下さい)と思うほどです。そのDIDOですが、私と娘に対しては本当にやさしくて、甘えんぼうでおばかレオと違って家の中で一度も吠えたことがないのですが、外で野犬を見かけるとすごい怖い声で吠えるんです。ウゥーと低い声でうなって。今日も母犬が吠えていたときに勇敢にも立ち向かっていって喧嘩をしようとしていました。名前を読んだら辞めましたが。レオは、近くまで言ったのですが、ワンワンと吠えられてすごすごと戻ってきました。DIDOちゃん以外に怖い犬なのかも。と娘とびっくり!もしかしたら捨てられたか逃げたりしてしばらくのサバイバル時代に、なにか野良犬に襲われたとか、怖い思いをしたのかもしれませんね。
家では本当に従順だし、マグネットのように私と娘について回って、本当におとなしいのに、こんな面があったとは!と驚きです。そういえば、車の中から散歩中のほかの犬を見たときもすごい低い声で唸っていました。(怒っている声)
でも小さいもの(うさぎやピッコロ)には絶対に何もしないし、クゥーンと言っているんですよ自分より小さくて弱いものに優しくて、強いものには物怖じせず立ち向かう、なんだか自分で言うのも変ですが、私みたいです。(笑)
レオはワンワン言って強そうだけど、実は小心者で、DIDOは普通はおとなしくて従順だけど、いざと言うときに強い、人間に置き換えても後者のほうがかっこいいですよね。前者みたいな人もよくいそうですが。まあレオはまだ1歳になったといってもDIDOに比べたらまだ赤ちゃんみたいなもの。これからですね。

それから新聞で見ましたが、先日の犬の大虐殺についてフランスの往年の大女優ブリジット・バルドー(きれいでしたよねえ)が、事実を知り、愛犬家の彼女がショックを受けてトルコの大統領に手紙を書いたそうで、返事を待っているそうです。

本当に最近ストリートドッグを見るたびに人間として生きるのも楽じゃないけど、野良犬として生きるよりは選択の余地がある、頑張らばければと思いますよ。

そんなわけで今日は犬に振り回された夜でしたので、アップはお休みさせていただきます。明日スマック4枚一気にご案内させていただきますので、是非お楽しみにされてください!

4月24日(月曜日)

休暇から戻り、ぼーっと余韻に浸っている暇もないまま通常の生活に戻りました!ここでは手に入らない美味しい紅茶を買い込んできたので、おいしいミルクティーをいただきながら、パリの地図を見たりするのが唯一の余韻で楽しみです!!
さて、いつも娘がお腹をすかせて帰ってくるのですが、今日は何も用意していないので、買ってきたフォアグラ(本当はワインとあわせてゆっくり楽しもうと思っていたのですが)
をクラッカーにつけてあげたらおいしいというので、私は書きかけのメールがあったので2階の自分の部屋へ。5分くらいして戻ってみると、娘がクラッカーに分厚くフォアグラをぬってなんと、レオとDIDOに上げているではありませんか。目が点になっているわたしに、「これ案外ふたりとも好きなんだって!」見るともう半分くらいフォアグラがなくなっていました。オーマイ!!!勿体無いよ!というわたしに「いいじゃないもう一つあるんだから。けちけちしないでよ」と娘。ちょっとワンには栄養過多じゃないの?

画像は もと鏡だったおもちゃに挟まっているピッコロ。これ苦しいんじゃなくて、この挟まっている状態が好きで、いつもはさまっているのです。

4月21日(金曜日)

朝からじゃんじゃん絨毯屋さんから電話で11時から順番に家にもやってきました。休暇後ボーっとしている暇もなく、早速仕事開始です。

ショックなことを聞きました。2ヶ月ほど前に、アンカラ市が主催している捨て犬のためのバラック(日本で言う保健所)が壊されることになったということを新聞で見ました。ただし、日本と違ってトルコは犬を殺さないそうで、その分ドンドン増え続け財政上苦しくなったらしく、もう取り壊そうということになったらしいです。バラックを壊したあと当然犬達の居場所はなくなりますからまたストリートドッグになってしまいますよね。その犬をどうするか検討中だというところまで新聞でみましたが、そのあとどうなったか知りませんでした。

それで、今日庭師のおじさんから聞いた話では私が休暇に出る前か出てからか分かりませんが、犬の大虐殺というのがアンカラであり、ストリートドッグを出来るだけたくさん集めてきて一気に殺戮したそうです。どうやって処分したかというと、ゴミの回収トラックに生きたまま投げ込んで片っ端から殺したそうです。絶句しました。だからこのあたりの捨て犬ももういないそうですよ。

ああ、またEUへの道のりが遠のいたって気がしました。日本で1日にガスで殺される450頭の犬達もかわいそうだと思っていたら、生きたままゴミのトラックで殺されるなんて、生きたままミキサーに入れるのと一緒ですよ。体が凍りつく感じでした。なんと恐ろしいことを平気でするんでしょう。

つい、昨日レオたちを迎えに行ったときに、訓練所にいた人達に、休暇はどうだった?と聞かれてパリでは皆犬好きなんですよ。っていう話をしていたんです。そこで働いている人はドイツで3年間訓練について勉強したり、ベルギー(ジャーマンシェパードの先祖というシェパードがいるらしいです)にいたり、一人の人はパリに3年いたそうで皆口を揃えて「フランスはトルコに比べて民度が高いから仕方ないよ。トルコとは全前違う」と言っていました。「あと30年くらいで変わるかな?」と言ったら「インシャーラー(そうなるといいね)」

休暇はたっぷりとったし、また頑張ろうと思っていたら、なんだか犬の大虐殺のことを聞いて気が抜けてしまいました。DIDOもあと1ヶ月道にさまよっていたらもしかしたら、ゴミ回収車に投げ込まれていたかもしれないと思うとぞっとしました。でもDIDOだけじゃなくていつも道にいた子達もあの子達も・・・と思うと信じられなくて、怒りで鳥肌が立ちます。

4月20日(木曜日)

トルコに戻ったのは昨日の夜ですが、今日は夕方まで何かと雑用がたまっていて、結局夕方の5時すぎにレオとDIDOを迎えに行きました。もっと早く会いたいのはやまやまでしたが、荷物の片付けや、久々に美容院に行ったり、ゆっくりスーパーで買い物をしたりと、ワン達がいると出来ないことを思いっきり済ませました。
2頭とも、とっても元気でしたよ!もう来ないと思ったのかとってもよろこんで走ってきました。レオは一回り大きくなったみたいで、ご飯もちゃんと食べたということだし、安心しました。DIDOちゃんはとっても良い子だったと褒められましたよ。レオはちょっとわがままだったみたいです。甘やかして育てていましたから・・・
とくにDIDOはまた捨てられたと思ったのか、夜まで私の傍を離れませんでしたよ。2頭とも疲れていたのか、興奮したのか、おうちに戻って安心したのか戻ってから8時過ぎにはぐっすりと寝てしまいました。パリの犬のように、おりこうになるようにびしびしと鍛えなくては!

4月18日(火曜日)

あと5時間後には起きてホテルからオルリーに向かわなければいけません。今日の慌しかったこと!昨日3時くらいまで起きていたので、今日モーニングコールで8時に起きるのはとても大変でした。
ホテルでたっぷりの朝食を済ましてからまずはスーパーへ。トルコから海外へ出たときの目的の一つであること。それはベーコンと豚のソーセージをたくさん買うこと。キャッシュのおばさんには、ホットドック屋かとも思われたほどたくさん買い込みました。せっかくのパリだからと、コレステロールが高いのも忘れてフォアグラも放り込みました。
おととしきたときはキリムを計るために4キロまで計れる計量器を買ってかえったし、その前に来たときは娘のためにちょっとしゃれた三輪車(その半年後にトルコでも売り出したので、ショックでしたが)を担いで帰った覚えがあります。こんなもの買っていく日本人も少ないのではないかとそのたびに思っていますが。

さて、両手一杯の豚関係の食物を娘とホテルまで運び、冷蔵庫に詰め込みました。中に入っていた飲み物は全て取り出し、豚と入れ替えたので、一応レセプションに、一言。
それから動物園のあるという、植物公園まで行きました。思ったより盛りだくさんで娘も大喜び。3時間くらいあっという間にたってしまいました。

それから、最後の日だからと昨日見切れなかったお店を見に、アウトレットのお店に直行。娘はぶつぶつ行っていましたが。なんと言っても往復で2時間かかるのですから。結局1時間くらいしかいれませんでしたが。

夜は今回最後の場所、モンマルトルの丘にあるTertre広場に地下鉄を走りながら乗り継ぎました。8時にある人と約束があったのです。パリに来てすぐに、ここに来て、ある絵描きさんにエッフェル塔の絵を今日までに描いてくれるようにお願いしてあったのです。お願いしていたのはムッシュウ ジョージ。息子さんも絵描きさんでこのモンマルトルで何年も絵を描き続けています。来るたびに私が買っていたのはこの息子さんのアンドレアさんの絵で、今回もアンドレアさんの絵を探したのですが、見つかりませんでした。ご存知の方も多いと思いますが、このtertre広場には画家の卵達というか相当上手な絵描きさんたちがたくさん集まっていて絵を売っています。何十人もの絵描きさんが書いて絵を売っている中で、ぱっと1枚だけ目に付いた絵がありました。この絵いいなあ。って。近づいてみると、私のアンドレアさんの絵と同じサインが。そこで、「すみません。ムッシュウ。息子さんも絵を書いていますよね」とたずねたところ。やはり!お父さまでした。
以前息子さんの絵を買ったときもお父さまの絵も横にあり、アンドレアさんの絵は茶と白だけで描いているのですが、お父さんのジョージさんは色使いが綺麗な絵なんです。なんともいえないすうっと魅せられるような。息子さんの絵はもう2枚持っているのでリビングに飾るのにはジョージさんの絵がいいな。しかも大きいのがいいなとこの1年間思ってきましたので、1週間前に行った際に手持ちの絵を見せてもらったのですが、全てモンマルトルからみえるサクレ・クール寺院のものばかり。そうしたら、ジョージさんが「ちょっと待っててください」と自分のカレンダーを持ってきました。その中に一枚セーヌ河をはさんでのエッフェル塔の絵があり、丁度エッフェルの絵が欲しいなと思ってたので、その絵を春風にアレンジしてもらうということでお願いしておきました。
そしてできたのが今日取りに行った絵です!
しっかりと梱包してもらいましたので、またトルコに戻りましたらお見せいたしますね。立派な額をつけたらさぞ素晴らしくなると思います。絵に負けないような額をつけなければ!と今からわくわくです。
モンマルトルで絵を買うこと。これも今回の目的の一つでした。
この間、シャンゼリゼ通りをぶらぶらしていたとき、フィルムを買ったお土産やさんに、ジョージさんにもらったと同じカレンダーが売られていました!
そうですね。オールドキリム一枚くらいのお値段でしょうか。絵としては決して高くないと思います。
私は自分の気に入った絵をその絵を書いたアーティストを目の前にして値切るのは絶対に嫌なので、(自分が好きで選んだものの価値が減るような気がして)ましてその前にお値段を聞いておりましたので、言われた金額を払うつもりでいましたが、一言も言っていないのに、前回既に割り引いてくださった金額よりさらに、割り引いてくださり、申し訳ないような気がしました。
丁寧に梱包してくださったころ、日本人の年配の男性が、あわられました。なんでもジョージさんの長年の友人でいつもおしゃべりしに来ているとか。プライベートなことは何も聞いていませんが、もう16年ほどパリにいらっしゃるようです。いかにも現地の方という感じでした。その方も先日92歳のお母さんにジョージさんの絵をプレゼントしたら、今まで何を上げても喜ばない人だったのに、すごく喜んだと言っていました。 その方が言うには、ジョージがタクシー代を持つと言っているので、私が一緒にホテルまでお送りいたしますとのこと。引ったくりも多いので、気をつけてくださいね!とおっしゃっていました。
でも、実は、娘が最後の日に例のアイスバーグがいたレストランで、エスカルゴを食べたいというので、お礼を言って丁寧にお断りしました。それにいくらジョージさんのご好意と言ってもいきなり初対面の日本人男性に送らせる訳には行きませんしね。
ムッシュウ・ジョージ。私が習いたてのフランス語をめちゃめちゃに話しても(彼は英語も出来るのに)穏やかに忍耐強く聞いてくれて、ゆっくりと話しくれました。人柄が顔ににじみ出ている素敵な絵描きさんでした。彼の絵と息子さんの絵をパリに行くたびに集めたいと思います。

さて、娘の楽しみにしていたレストランの犬、ハスキー犬のアイスバーグは今日は家に入るということ。でも滞在期間に2度も訪れたのでオーナーのマダムがすごく喜んでくれました。
最後のパリでの夕飯は娘は相変わらず、前菜なのに(笑)エスカルゴとパン。私はお奨めのポトフをいただきました。
さすがに食事が終わると10時半過ぎになってしまい、かなり大きな絵なので、先ほどの日本人の方の「絵に気を取られていると、ひったくりに鞄をねらわれますよ。気をつけてくださいね!」ということばが妙に気になり、最後の夜になにか悪いことがあってはいけないし、帰ってからまたパッキングなどやることが多いし、娘も眠そうだしということで、時間をお金で買うというつもりで、タクシーで戻りました。これが大正解で、夜のパリの街を堪能してかえることができました。
なにか悪い予感を感じたときはその感覚に逆らって行動すると、絶対にあとで、やっぱり・・・と言うことが多いので、娘も一緒ですし、安全を優先しました。通常わたしの今までの経験からは地下鉄は夜でも安心で、(線によると思いますが)この旅の間も、8時過ぎごろにオペラ座の近くのラーメン屋にわざわざ地下鉄を乗りついで10時半過ぎに戻ってきたりなどの毎日でしたが、危ないこともなかったのですが、今日は大事をとりました。
明日からまたトルコでの生活頑張ります!キリムもまたご紹介いたしますのでどうぞよろしくお願いします!
いまもう夜の1時なのにまだ何もパッキングが出来ていないんですよ!!
先ほど急いでレセプションに5時半に起こしてください!と頼んだら、顔見知りのレセプションのお兄さん。「心配しないで下さい!起きなかったら部屋まで行ってドアをがんがんたたきますから」とのこと。ああ。起きれるかな。

4月17日(月曜日)

旅って本当に何が起こるかわからないから面白いです。
今日はイースターホリデイでどこのお店もお休みだし、月曜日でミュージアムもお休み、動物園にでも行こうかと計画をたてて、昨日と同じく、午前中はぐっすり休み、1時過ぎてからとろとろホテルを出てブランチ出来る場所を探しましたが、やっぱりどこもお休みなんですね。そこで、仕方がない、トルコでも滅多に行かないマクドナルドに行って腹ごしらえをすることにしました。メトロの駅まで歩こうと思っていたとき、娘がマックの壁に張っている広告を目ざとくみつけ、水族館に行きたい!と一言。見れば郊外にあるパリでもかなり大きなショッピングモールの中に水族館があるということ。動物園と水族館どっちにいく?と聞いたら水族館がいい!というので、急遽予定を変更しました。
まあ水族館がすぐに終わったら帰り道の電車で下りれば動物園にもいけるし。ということで。
場所的にはパリ郊外でかなり遠かったのですが(と言っても電車で30分くらい)まあいいか。ということで、直行しました。
水族館は思ったよりもおもしろくて、そんなに大きくはないですが、エイの水槽が上からえいを触れるようになっていて、しかもえいが人懐っこくて人に近寄ってくるので、なでられるようになっていて、(壁には触るの禁止!と書いてあったのに、皆触っていた)娘は大喜びで、そうですね。1時間以上エイをさわっていました。となりのコーナーではヒトデとかうにとかを触れるコーナーがあって、担当のお兄さんが、日本語で、うに。とかかに。とか、これはエイの卵とか、説明してくれました。
そんなこんなでいつの間にか4時過ぎになってしまい、さて、ゆっくりと帰ろうかと思ったときに目に付いたのは、アウトレットショップ!なんだ、けっこうな人が来ていたのはこのアウトレットショップ目当てなのかと納得。まだ作られてから4年くらいだということで、新しくて綺麗で人にも知られてないらしく、日本人もほとんどいないんです。
しかも、日本人がみたらよだれが出そうなブランドばかり!これは穴場かも!
ショーウィンドーに素敵なスカーフがあるなあと思ったら、フェラガモのお店でした。もちろん直営店。
わたしはキリムと同じくらいシルクのスカーフが大好きなんです!!なんていったって、お店の名前もsilkandjewelですから!ご存知の方もいらっしゃいますが、私のサイトは当初自家製のシルクのスカーフのご紹介からはじまったのです。今では時間がなく、作れませんが・・・
さて、ふらっと入ってみたら、素敵なスカーフがたくさん!しかも当然のことながら本店で買うよりアウトレットだから安い!しかも本物!品揃え豊富!
ということで、色使いの綺麗なスカーフをのんびりと見てその後閉店までのほとんどをこのお店で過ごしてしまいました。
中でも、魅せられたのはウィンドゥやお店の中にも飾ってあった、象のモチーフのスカーフ。スカーフとしてした時は花柄のモチーフなんですが、開いてみると実は象さんですっごく可愛いんです。なんでもすぐに出てしまう柄で、本店でもなかなか手に入らないそうです。
実は、丁度私がお店に入ったときにある国の人の団体が入ってて、わいわいがやがやと6人くらいのおば様たちのグループで、スカーフを10枚以上広げて皆でわいわいがやがややっていました。店員さんは二人がその団体にくっついていて、やれこのタイプの靴を出して見せろ、スカーフを見せろ、財布を見せろとやっていたので、他のお客さんの接待をする暇もなく、ばたばたと走り回っていました。そのおば様たちが象のスカーフをさして、これは?と聞いていたのですが、ないとのこと。なんだ、残念と思っていました。
その後しばらくして(と言っても20分以上)その団体さんがお帰りで、店員さんが、「すみません。取り込み中だったもので」というので、「大丈夫ですよ。見ていましたから」といいつつ、まだ壁の象のスカーフを見ていたら、「このスカーフ色違いもありますよ」とのこと。「えっないんじゃないですか」「あの団体さんにはないと言ったのですよ。だってお店の隅から隅まで引っ掻き回して誰も何も買わないのだから・・・・・あっまた来た」と苦笑い。ふと振り返ると先ほどのおば様が、またげらげら笑いながら、忘れ物を取りにきました。「日本人の方ですね。」「わかりますか?」「日本人の方はお店を尊重してくださいます」だそうです。
それで、丁寧に色違いの象を見せてもらい、どれもとっても可愛いので、2枚ずつ買っちゃいましたよ!アウトレットだからと買いすぎてしまうのが危険ですね!
でもふと考えて、その団体さんと同じこと、ヴィトンのお店とかで日本人がされているのかも・・・と思ってしまいました。以前知人がヴィトンのお店に行ったときに、ない!といわれたのに、他の外人には売っていたと腹を立てていましたが、それとおなじ!?でしょうか。差別はよくないなあと思いながらもやはり店中のものを引っ掻き回して触りまくり、大声で話した挙句に何も買わないで去っていくというのは疎まれるのかなと分からないでも気がしましたが・・・・でもトルコの絨毯屋さんでは私も良くやっていますが・・・・(笑)
ちなみにそういいながらも、店員さんはそのおば様たちにも、礼儀正しく、感じよく冗談を交えながら対応していました。スカーフをないっていった以外は。

というわけで、どんなスカーフだとお思いかと存じます。この3枚のスカーフを1枚ずつオークションに出品いたしますので、ご興味のある方は御覧くださいね!

Yahooオークション

正真正銘の本物ですが、直営店のアウトレットですので、日本で売っているお値段のもちろん半額以下です。お土産価格としてスタートいたしますのでこの金額でご落札されますと、このアウトレットショップでお求めいただいたのと同じ金額でゲットしていただけますよ!シルク製品当初から販売しようと思っておりましたものですので、パシュミナをはじめ、ブランドを問わず、綺麗なものであれば、これからもご紹介させていただきますので、よろしくお願いいたします。

シルクのスカーフって、一枚あれば、おしゃれだけではなく、暖かいし、結び方によってはトップにもなるし、柄の出し方によって雰囲気も違ってくるので、本当におしゃれを楽しめるんですよね!便利ですよ!しかもフェラガモ!ブランドものの色づかいの綺麗さがキリムに共通するところがあるんですよね・・・
まったく、動物園に行くはずが、象のスカーフで締めくくった1日でした。その代わりズーには明日行く予定ですが・・・・さてどうなることやら・・・

4月16日(日曜日)

昨日からフランスもイースターの連休です。お菓子屋さんには数々の卵の形やウサギの形のチョコレートが飾られ、とっても綺麗。
日曜日ってトルコもですがヨーロッパでも、お店はほとんど全部お休みで、大型デパートもスーパーマーケットもお休み。
日曜日こそかきいれどきじゃないのかなと思うのですが、全部お休み。
お花屋さんとお菓子屋さん、そして観光スポットのカフェや、マクドナルド中などは開いていますが。
昨日夜遅くまでほっつき歩いていたので、今日は昼まで寝ていて、(朝ベッドに犬がボン!と乗ってこないので安らかに眠れます!)午後になってからゆっくりと地下鉄5つ分くらい歩きました。
日曜日だけど、さすがシャンゼリゼ通りは人で一杯!。大きな犬がリード無しで飼い主と。ゆっくりとお散歩する姿も。あんなに人がいるのに、吠えもせず優雅にあるいているなんて、さすがにパリの犬!と感動しました。なかには高貴な感じのサルーキちゃんも放し飼い。優雅でかっこいい!娘にはいつもカメラだけを首から下げてパリ滞在中好きなだけ撮ってアルバムを作っていいよ。と言っているのですが、なんだかんだといってもう4本くらい撮ってしまいました。彼女が撮るのは犬とか鳩とか、お花とかそんなのばっかり。(笑)この1週間で、1.2まい私のことも撮ってくれたかな。

4月14日(金曜日)

やはりパリは東京と同じ、大都市ですから、お互いを干渉しない。これが本当にすごく気持ちよいですね。といいますのは、トルコは人がウエットすぎるくらいウエットで、特にアンカラなんて大都市に比べれば田舎ですから人に異常に干渉するんですよ。わたしはどちらかと言うと日本人にいたときから人に干渉されたりべたべたされるのがすごく嫌な方で、構って欲しくないタイプでプライベートのことも日記には書きますが、通常は人にあまり話さないほうですので、トルコで逐一色々聞かれてヤバンジュだ(外国人)それジャポンだ!といわれるのがすごくうっとうしいときがあるんです。それに同じ質問を何百回とされますしね。イスタンブルなどですともっと人がドライだと思うのですけどね。

物心がついてからは東京でずうっと生活してきたので、ドライな生活に慣れてしまったのかもしれませんが、なんというか、トルコは親しき中にも礼儀あり、というのがないんですよ。ある一線を越えて踏み込んでくるというか。そういうのがメイドさんとの問題になっていると思うのですが。もちろん人にもよると思いますが、もっとプライベートを尊重した方が良いと思う時もありますね。本当に。

大げさに言うとはじめて会った人でも、お給料はいくらか?から いくらで家を買ったのか?体重は何キロ?まで聞いてくる人もいますからね。

人と人のある程度の距離、へだたりというのをトルコ人は持てないのかもしれません。土足で踏み込んで来られるとああ!!と思いますね。フランス、というと「冷たい感じ」とかいうトルコ人もいますが、都会ではこれが普通なのではと思います。その干渉しない、構われないというのがしばしの休暇の間ですが、今の私にとってはすごく居心地がいいですね。フランスに限らず、日本に帰ったときもある意味で同じような感覚を感じるのですが。

トルコ人にそういうことを話すと「それは貴方がそういう環境で育ったからだ。われわれは人とのふれあいを大切にしているんだ。われわれは助け合って生きている」と言う人もいますが限度ってものもありますよね。さすがに連日9時以降に「お茶を飲みにきました」と5人くらいでやってこられたときには、ぎょっとしますよ。日本だって、よる8時以降親戚でも突然たずねませんよね。

人に親切にして、助け合ってというのと、べたべた干渉するというのは別だと思います。ドライだといわれるパリでも、ここ数日でも地下鉄で、私が娘と乗るとどうぞ、と席を代わってくれる男性が何人もいました。(妊婦でもないのにどうして!?)と思いましたが。ありがとう。どういたしまして。これでいいんですが、トルコですとそのときに「貴方どうしてここにいるんですか。」「何歳ですか?」「仕事は?」「ご主人はなに人?」と質問攻めにあいますね。やっぱり当然だけど違うアンカラとパリ。パリと東京はその意味で似ているかな?

話は違いますが、日本人の若い女性がパリで生き生きと働いているのを良く見かけますが、頑張っているな!と誇りに思います。ホテルの近くにお寿司屋さんがあり、回転寿司なのですが、ちょっとおしゃれな感じで感じの良いお店なのです。そこで働いている日本人女性も生き生きとしていました。あうと、(笑)ホテルに近いから良く会うんですが、いつもボン・ジュール!かボン・ソワール!とさわやかに挨拶してくるんです。それが日本人の人に会ってもまちがえて、メルハバ!としまうことがあった自分を思い出してくすっと笑ってしまいました。

あとはあるお店で紅茶を買った時も、(日本人のお客さんも多いため)接客に忙しい年配の店員の女性もきびきびと働いていて、いかにもフランス生活が長そうな感じの方でしたが、本当にぱきぱきとしていて、恐らくは見習いであるフランス人男性に指示して教えていました。

ああ、日本人女性も欧米人に物怖じせず、ばりばりと世界で活躍しているんだなとなんだか嬉しくなりました。

4月13日(木曜日)

9日に休暇でトルコをたって1週間。今回の休暇はパリで過ごしています。レオが家に来てから1年。1年間は誰にもどこにも預けないでいようと決めていたので、なんとレオを置いて3時間以上の外出はしなかったこの1年でした。夏休みも、お正月も、娘の学校の中休みもトルコのバイラム休暇もアンカラの外には一歩も出れなかったこの1年でした。特に3月にDIDOが来てからは忙しさに拍車がかかり、3時前に寝れたこと数回。ということで、今回思い切ってレオとDIDOを預けて休暇をとりました。さすがに休暇前はご注文いただいたピースを全部郵送してからでないと失礼なので、頑張って徹夜近く数日頑張ったこともあり、目がちかちかしていました

プライベートの休暇中は日記も書かないつもりでしたが、私のどたばた日記を楽しみにしてくださっている方もいらっしゃいますので、トルコのアンカラ在住の旅行者から見たパリ日記でもぼちぼち書いてみたいと思います。お暇のある方だけお読みいただければ幸いです。今日トルコではではなく、パリでは・・・ですので。

さて、9日に発ったわけですが、マイレージポイントを利用してのフライトだったので、接続が悪く、なんと朝10時初のアンカラの飛行機で、イスタンブルについたのが11時。そしてパリ行きのフライトは夜の7時半!ということもあり、ホテルに着いたのは、夜の11時で、文字通りへろへろで着きました。イスタンブルからパリへのフライトは3時間ちょっとなのに1日がかりの旅でした。ホテルは常宿にしているエッフェル塔の近くにあるパッシーホテル。超豪華でもないけど、清潔でシャビーすぎもしない3つ星の普通のホテルですが、JSTVも入るし、ネット接続も出来るし、街中にあるし、地下鉄に近いし、すごく便利な感じの良いホテルです。もちろんバスタブも!パリにいらっしゃる方はお奨めですのでご紹介いたします!

翌日からパリの街に繰り出したわけですが、何を思ったかと言うと、物価が高い!!ユーロ高い!!です。久しぶりの休暇ですし、普段から休暇の際は、別にたいそうな贅沢をするわけではないですが、美味しいものを食べたりある程度はけちけちせずに過ごしたいと思っているですが、それにしても高いこと!おととしパリに来たときもイタリアに比べて高いなあと思ったのですが、それに輪をかけて高い!のです。ちょっとカフェでお茶を飲めばカフェ・オレ一杯4ユーロ、カフェで朝ごはんを食べれば、一人10ユーロ、お昼にちょっとしたものを食べただけで二人で40ユーロから50ユーロ!!と言う風に、食事だけで二人で100ユーロはかかってしまうんですよ!びっくり!以前パリに駐在していた友人もおととし旅行の際にすごーく高くなっていてびっくりしていましたっけ。本当にこれでは22パーセントの失業率で、(4人に一人は失業しているってことですよね!)若者の雇用対策でデモが起こってもしかたない!と思いましたよ。現地の人にとっても苦しいはずですよ!これは。でもユーロが高くなった分店員さんは皆英語をしゃべるし、感じはいいしで、不愉快な思いは一度もしていませんが。でも物価高には驚きです!!イタリアもユーロ便乗値上げすごいと重いましたが、この高さはイタリア人もびっくり!だと思います。

が、一方でプランタンなどデパートに行っても、シャネルやその他ブランドもののお店は黒山の人だかり、観光客が半分以上でしょうけれど、お金を持っている人はたくさんいるのね。と思いました。ちなみに観光地の一つであるモンマルトルで絵描きさんに聞いたときは日本人よりもアメリカ人のほうが観光客や絵を買ってくれる人は多いとのこと。

あと、フランス人は犬が大好きなんだなあと改めて発見しました。犬の糞がどこにでも(道のど真ん中)あるのには辟易ですが(飼い主が取るべき)犬を連れているひとに驚く人もいないし、もちろんレストランにもは入れるし、地下鉄にも乗れる。ヨーロッパの人には当たり前かもしれませんが、トルコから来た私には驚きです。いままでパリに来たときは犬を持っていなかったので、それほど注意してみなかったのですが、大型犬、小型犬(小型犬のほうが多いかな)リードをつけずに、放し飼いでも犬は逃げないし、吠えない。すごくおりこう。

パリに長い間在住していた友人いわく、フランスでは犬と人間の主従関係をしっかりさせている(躾ばっちり)ということ。またその友人が教えてくれたのですが、ヨーロッパやイギリスではペットショップなるものがなくて、ショーウィンドゥで犬やその他の動物を展示して販売するのを禁止しているそうです。その点では、日本もトルコもまだまだ(トルコなんて空気も通らないようなガラスケースに犬を入れていたりする)同じく後進国?という気も。

おとといモンマルトルの丘で入ったカフェレストランにも、レオよりも大きなハスキーがお客さんの下でごろりと寝そべっているので、てっきりお客さんの犬だと思って、「あの。フランスのレストランてこんな大きな犬もいいんですか?」と聞いたのですが。「ウィ。もちろん。私達フランス人は犬大好きなのですよ」とのこと。その「アイスバーグくん」というハスキーですが、人懐っこくて、お客さんの人気者でした。娘が食べ終わったお皿のソースにパンをつけてお店の人が見ていない隙にアイスバーグに上げていたのですが、お座りをして舌なめずりをしていたので、きっとばればれでしたね。でもとなりのテーブルにいたアメリカ人(現地にお住まいだそう)はワインを上げようとしていましたからね(笑)

それにしてもこの数日間でなん頭もの犬を見ましたが、誰もワンワン言っている犬はいませんでしたね。娘と一緒に「レオちゃんはやっぱり一番ばかだね」と言っていました(笑)

そのレオちゃんとDIDOちゃんですが、犬のホテルに預けたときは、きっと寂しがって大変だろうとおもっていましたが、DIDOは、去っていく私達を見て、クゥーンと見ていましたがレオは一緒にあづけられているかわいいスパニエルの女の子を追いかけるのに夢中でこちらを見もしませんでした。(笑)

なんと、ここ2日ほど私はこの2頭のうちの子が心配で心配で、今日の朝は心配すぎたのか熱を出してしまい、電話をしたところ元気ですよ!とのこと。それを聞いたとたん熱もすっとび、元気になりました。トルコにいるときは動物がたくさんいるし、私が病気になっている暇なんてないわといつも 緊張しているのですが、休日になると気が緩んでしまうのかもしれませんね。病は気からとは本当によく言ったものです。

せっかくの休暇なので犬のことは気にせず楽しもうと思いつつやはり犬に目が行ってしまう私です。

4月8日(土曜日)

今日から20日まで娘の学校のイースター休暇ですので、久しぶりに休暇を取らせていただきます。1年以上ぶりの休暇です。ソファに座る暇もないほどばたばたした1年でした。休暇前にやることが山ほどあり、おとといは4時、昨日は5時まで寝ることが出来ず、昨日は4時過ぎに朝ごはんまで食べてしまいました(笑)今日はさすがに9時過ぎまで寝てしまいましたが、朝一番で、絨毯屋さん、郵便局に行き、午後はレオとDIDOをペットホテルに連れて行きました。ペットホテルと言ってもレオの行っていた学校で見てくれるんです。預けるのは初めてなので、とっても心配でしたが、いまほかに48頭のいろいろの種類のワンちゃんが預けられているとのこと。3000平米の広い敷地で1日に何度も走り回れるので、犬にとっては部屋の中に入るより幸せかもしれません。知らない人に預けるより、レオも慣れている先生もいるし、顔見知りの人ばかりなので、安心するかもしれません。

ただ、レオは私が1時間外出してもしゅんとして、ご飯も食べないそうなので(kさんいわく)ちょっと心配ですが・・・

私がものすごく心配して、「間違えてなれない部屋の中で粗相をしても、ぶたないでくださいね。ご飯を食べているかきちんとチェックしてくださいね」などいろいろ言っているので、「だいじょうぶ!!心配しないでください。犬をぶつなんてそんなことするわけないでしょう。信じて下さい。他の子たちとも遊べるし、ここにいると社交的なワンちゃんになりますよ」とのこと。あんまり私がくどくどしつこく心配しているので、横に居た娘も「ママ。そんなに心配することないよ」とたしなめられてしまいました。

うちに戻ってからは今度はうさぎ達のケア。犬がいるとどうしても静かなウサギさんたちにかまうことが出来ないので、久しぶりに見たら歯は伸びているし、爪は伸びているし5羽分タオルで拭いたり、爪を切ったりとまたかなり時間がかかりました。それにしても犬が2頭いないとなんて家がしずかなのでしょう・・・・こんなに静かだったっけ?って感じです。なんだか別の家みたい。存在大ですね!

休暇の前はこんな風に動物たちのケアが大変なんです。ちなみにうさぎさんとピッコロのためにはKさんが毎日来てくれます。先日の話し合い以来、余計によく働いてくれるようになって、頑張ってくれています。DIDOも思ったよりおとなしいので、びっくりしていて、こんなにおとなしいなら最初にあんな言い合いをしなくても良かったですね!と笑っていました。今ではDIDOちゃん。DIDOちゃん。とかわいがってくれています。わたしも別に家の犬をかわいがることは条件ではないよ。と言ったのですが、もともと犬が大好きな人なのです。

あとから教えてくれましたが、家族や親戚の人に働くのを辞めるというのを言ったときに、どうしてあの家ではたらくことをやめるんだ!!少しくらいのことは我慢しろ!!と散々言われたそうです。今となっては話し合いをしてよかった!と思っています。

というわけで、20日以降また日記を御覧いただければ嬉しいです。皆様もお元気で!

4月7日(金曜日)

新聞のニュースで昨日知りましたが、絵門ゆう子さん(元池田裕子アナウンサー)が亡くなったことを知ってショックです。才色兼備で、好きだったのです!!しかもいろいろな才能もあるし、どうしてこんな人が早く死ななければならないのか。しかもガンになった原因の一つが不妊治療だったなんて!せっかく子供を授かっても育児放棄したり、虐待したりする親もいるというのに、どうして母になろうと努力してた人がこんな目にあうのか。と思いますね本当に。

4月6日(木曜日)

昨日はさすがに4時までパッキングをしていたので今日はちょっとぐったりでした。

今日は犬ともトルコとも関係のない話題を書いています。
民主代表選、小沢氏と菅氏が紙面を賑わせていますが、写真を見るたびに菅直人氏もずいぶん年をとったなあ。がっかり。とため息です。
今ではすっかりおじさんになってしまって、若いときの面影があまりなくて見るたびにちょっとがっかりですが。(ごめんなさい)
というのは実はこんなことを書いたら恥ずかしいのですが、書いてしまいます。すっごく笑われるかもしれないのですが、中学、高校時代、菅直人氏はすごくかっこよくてわたしはなにを隠そう自他ともに認める菅氏のファンで、定期入れに菅氏の写真をブロマイドの変わりに入れていたんです!!ええ!あんなおじさんを!なんて、笑っていらっしゃるでしょう!というのも、私の通っていた実家の近くの駅は武蔵境駅で菅氏の地元は武蔵野市、当時は、選挙用のポスターがそこいら中に貼られていて、すごくハンサムだったんですよ!いつもダントツで当選していましたし。(おば様たちに人気だったので)当時は中学、高校のわたしなんかより友達のおかあさんなんかもファンで、ポスターをはがしてくるように友達は頼まれたりしていましたから。(笑)ちなみにわたしはポスターをはがす勇気がなかったので、かといってアイドルではないので、切り抜きなんてありませんから選挙用のちらしから小さな写真を切り取っていました(笑)
しかも、私はそのころ毎日高円寺まで、朝7時過ぎの中央線で通っていたのですが、毎日同じ車両に菅氏が居たのです!!紅顔の美少年だったのですよ。少年というにはちょっとふけていましたが。いまではもう電車で通勤なんかしないんでしょうね。
大学に入ってからも、わざわざ菅氏の講演があるといえば、遠くの大学まで聞きにいったりしていました!
話も分かりやすいし、政治のことをこんな風に噛み砕いて話してくれる人いるんだなあと感動していました。
高校のころは特に友達がアイドルの写真を定期券に入れていたり、厳しい女子校だといっても、電車に入る気になる男の子の話題をしているのに、わたしは衆議院議員の菅直人ですから、みな友人にも「なんか変わっているよねえ」と言われつづけていました(笑)

本気で選挙時にうぐいす嬢 のバイトに応募しようかなと思ったくらいでしたから・・・
このところ落ち目になったものの、一時はぐんぐん出世していましたから、ひそかにずうっと応援していた甲斐があったふっふっふっとひそかに思っていました。

日本に返って高校時代の友人にあうといつも「菅直人を見るといつも貴方を思い出すわよ」といわれるものです(笑)

定期券には社会人になっても記念にと、(小さな切抜きだったので)菅直人の写真は入っていました。はっきり言って、切抜きを見せたときの反応がおもしろかったもので・・・付き合っていたボーイフレンドの写真などは入れたことはないのに、菅直人の切り抜きはずうっと入っていたのですから・・・もしかしたらアンカラにも持ってきているかも・・・
そんなに応援してきた菅さんですから、再度選ばれたら、日本がもっとすみやすいいい国になるように頑張って欲しいです!!
前回菅氏を破って党首に選ばれた前原氏が政界きってのジャニーズ系なんていわれていましたが、菅氏の若いころはもっとかっこよかった!と思っているのはわたしだけでしょうか。ちょっと恥ずかしい話ですが書いてしまいました。(笑)

4月4日(火曜日)

お客様から素晴らしい画像をいただきましたので、ご案内させていただきます(許可をいただいております)

これぞ日本の美!!です!大きな画像はもっと迫力があり素敵ですから、本物はさぞ綺麗だったことでしょう!トルコにいながらこんなに素晴らしい風景を見ることが出来るなんて感激しました。