3月26日(土曜日)

いろいろ手続きなどなどで急遽日本に来ております。といっても、トルコ同様走り回っていますので休暇ではないのですが。(笑)最初から失敗をしてしまいました。タクシーでお金を払うときに100円玉とまちがえてトルコの100ビン(100000)コイン(今は10クルシュになりました)を出してしまいまして、運転手さんに、「これは、なんですか?」と聞かれてしまいました。(笑)横にいた妹が、急いで、「すみません。外国の硬貨です」と言ってくれたのですが・・・(笑)やはり2年帰っていないと駅の構造まで変わっていてびっくりです。

3月21日(月曜日)

本日から10日間トルコを留守にいたします。アップは通常通りする予定ですがもし、何かの不都合でアップが不可能が場合は4月2日まとめてのアップになります。(その場合は20枚以上になります!ご期待ください!)大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承くださいませ。急用のためここ2日間、座って食事をする暇もないほど、ばたばたしておりました。2日あれば、人間いろいろなことが出来るものだと実感しました。通常時間があるからと甘えて1週間くらいかかることが2日で出来た気がします。(笑)

土曜日はこの忙しい中(前日寝たのは3時でしたが)乗馬に行きました。ハスキーのママを撮ってきましたので見てくださいね。お隣のシェパードは、かなり大きく、今まで凶暴だからつながれていると思って近寄らなかったのですが、実はおとなしくていい子でした。でもかなり大きくて怒ったら大人でも簡単にかみ殺されそうな感じです。これって警察犬にも使われていますよね。

左端の赤ちゃんはうちに1日いた例の子の兄弟で、一匹だけ残っていました。週1度しか行かない私達ですが、覚えているのか、車が止まるや否や走ってとびついてくるのですごくかわいいです。目がママにでナザールボンジュのように青くてかわいいんですよ!

    

一匹だけ残っていた赤ちゃん        ママ       この子は脇で飼われているジャーマン・シェパード

                      通常は放し飼い         すごく大きいですが、おとなしいです。

3月17日(木曜日)

新聞を何気なく見ていたら、イランの公開処刑の写真(縛り首)が出ていてショックを受けました。16人の子供を砂漠に連れて行って性的暴行をした後に殺した22歳の男性ですので、処刑されて当然だとは思うのですが、公開処刑の写真は強烈でした。トルコの新聞はそういうのを平気で載せるんですよ。かなりの血を頭から出している人の写真や、夫に硫酸をかけられて大やけどを負った女性の顔写真など平気で載せます。(イランやトルコではこの事件が多いようです) このイランの被告人は100回の鞭打ちの後にクレーン車ですこしずつ吊り上げられたそうです。(朝から、気分の悪くなった方すみません)すごいのは、100回の鞭打ちの刑のあとに、弟を殺されたお兄さんがその被告人の背中をナイフでさし、クレーン車で吊り上げる操作をしたのも子供を殺された親だそうです。公開処刑の意味を考えました。やはり目には目をなんですね。北朝鮮でも脱国者が増える一方なので、しばらくやめていた公開処刑(銃殺刑)が復活したとか。見せしめは効果があるのでしょうね。先日ドストエフスキーの「死の家の記録」で鞭打ちの刑の描写や詳しい説明を読み、「こんな時代もあったのだ」としみじみと考えていましたが、実際に行われているのを知ると愕然とします。イランでは石投げの刑もあり、それはもっと残酷だといいます。(STONINGというそうで、深夜のテレビで放映されていたそうです)被告人を白い袋に入れて死ぬまで石を投げるのだそうです。中学生の時に学校で聖書を読まされて「姦通の女」という話で、ある女が姦通罪で石投げの刑を執行されているところにキリストが「今まで罪を犯したことがあるものだけがこの女に石を投げなさい」といったところ、誰も石を投げなかった。とかいうくだりを思い出しました。そのときに13歳くらいだった私は石を投げて殺すなんてそんなヤバンなことがこの世にはあるのだとショックを受けましたがそう思っていたときから25年以上たった今でも実行されているんですね。

3月16日(水曜日)

今日幼児虐待の記事を読みました。
4歳の男の子が母親と交際していた19歳(19歳!!!)の少年にけられて、死亡した事件です。
3行くらい読んだだけで涙があふれ出てきました。
いつも保育園で「お母さんに抱っこされたり、一緒にお風呂に入ったりしたい」と言っていたそうです。保育園が注意したところ、一度だけ本を読んでもらったそうで、とても喜んでいたようです。かわいそうに。虐待されている子はどんなに虐待されても、ママが好きだということを読みました。
(映画「愛を乞う人」を見て納得しました。トルコの日本週間で上映されたんですよ!前も書きましたが、原田美枝子さんの迫真の演技がすごかったです。)
どうして、罪のない子供を虐待するのでしょうね。特に3.4歳の子なんてずるいことも考えないし、天使のようで、ママの愛情だけが欲しいのに・・・・怒りがこみあげます。母親は懲役2年執行猶予3年になったそうですが、その19歳の少年も二人とも無期懲役でもいいくらいです。未成年だからなんていわずに名前も公表するべきです。そんな人間は更正する資格はないと思います。過失致死でもなく、悪意を持って4歳の子供を蹴り殺す人間が更正できますか?!!将来また事件を起こすに決まっています。
また同じような虐待死の事件がなんと多いこと!!見るたびに目を疑います。

わたしも娘を育てていて、いらいらして、ぶってしまったことも何度もあります。(いつも後で反省するのですが・・・・)
1人しか育てていませんが、根気のいることですし、時間はとられます。私は3人兄弟姉妹ですが、3人も育てた母は偉い!と思います。
後ろから突き飛ばしたくなることも(実行しませんが)ありました。
ホッペをぱちんとやってしまった後は、きっとその分年をとったらお返しされるかな。なんて考えたり・・・
子育ては本当に大変なので、誰でもそんなことはあると思います。
でもそれを実行してしまい、日常的になり虐待となるなんて、あってはいけないことですし、許せないことですよね!

子供が欲しくても居ない人だってたくさんいます。
まわりでは養子を育てている友人や知り合いもかなりいます。
娘の学校にも、オランダ人の子の弟が肌の色が黒い子ですので、人目で養子だとわかるのですが、誰も何も聞かないしもちろんご両親はとてもかわいがっています。
また親しくしてる家族で、両親がトルコ人と、韓国人なのに、子供が金髪の青い目の子もいます。娘のお友達の中で一番優しいいい子です。生みの親より育ての親とはよく言ったものです。
日本では養子というと、そこまでしなくても・・・・、自分の血が入った子供がいい。養子なんてとんでもない。という考えが多いようですが、欧米では養子が普通ですね。その辺まだ日本は遅れているのでしょう。トルコも日本よりはその点進んでいますが、ヨーロッパに比べると遅れているのだと思います。
一度友人の子供(金髪の男の子)を休暇に連れて行ったことがありますが、(アンタルヤのクラブメッドに行ったのですが)CLUB MED ということもあり、フランス人の人たちがかなり休暇に来ていました。東洋系(ベトナムの子)の子供をつれている人が何人かいましたがそれはそれは、皆愛情を持って面倒を見ているようでした。

食事をしているときに、ボーイさんの一人が私の隣にいる家の娘と金髪のその子を指差して、「二人とも本当の子じゃないでしょう」といいました。かちんときたので、「あなたには関係ないことですよ。どうして聞くの」といったら黙りましたが、とても怒りを感じました。プライベートなことを聞くものじゃないし、そういう風に聞くことは本当に恥ずかしいことだと思いました。
そのようなことを聞くことは、ものすごく私的な生活の中身を聞くことと同じです。

話がそれましたが、実の子でなくても、肌の色が違っても幸せにかわいがって育てている人もたくさんいるのに、実の子を虐待するなんて、信じられません。
育てられなかったら産むべきじゃないし、産んだら責任を持つべきです。昔に比べて無責任な人間が増えているのでしょうか。
幼児虐待はドメスティックバイオレンス同様、3.4歳の子なんてきちんと説明したり訴えられるわけではないし、親の前では他人に話せないのは当たり前ですから、表に出ていないだけでもっともっと、実際に件数も多いのだと思います。あらゆる手を使って徹底的に調べるべきだと思います。

子供のことで、ある人に聞いて実行していることがあります。忙しい日や、いらいらして怒ってしまった日、は一度でいいから5秒くらい抱きしめてあげると、子供が安心する。ということです。大人でもぎゅっと抱きしめてもらうと安心しますよね。きっとおなかにいた頃の感覚に似ているのだと思います。これはとても効果的だということがわかりました。もうひとつはやはり人から聞いて納得したのですが、赤ちゃんと呼吸を合わせると、赤ちゃんが早く寝るのです。これも娘が大きくなるまで実行していました。本当にすーすーと寝息をあわせてあげると不思議に寝てしまうんですよ!
ひょっとしてご存知かもしれませんが、小さなお子様のいらっしゃるかたお試しください。
ためしにうさぎと一緒に寝れないものかと試してみましたが、(鼻息で)無理でした(笑)

でも子供への愛情は難しくて与えすぎると束縛にもなりますし、束縛になれば愛情だと取られないと思います。難しいですね。

3月15日(火曜日)

カンガル犬と、うちに来た子犬がとても評判がよかったので、またまた親ばか(飼い主でもないのでうすが)ですが、もう一枚見て下さい。お隣はご紹介したサイトからお借りしたカンガル犬の赤ちゃんの画像です。とちょっと似てます!ね。今週馬に行ったら、ママのハスキーも撮影してきます。ママのような歌舞伎デザインはないですね。耳はママかな。よく見ると、このカンガル犬に似ているトルコのオジサンってたくさんいる気がしますが・・・・

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 うさぎこわい!だって大きいんだもん。と怖がっていたとき。            こんなになります。   ハスキーの赤ちゃん

   いかにも気の弱そうな顔!

3月14日(月曜日)

トルコの人はよく、Caniniza sagolsun  cはジェの発音 i は点のないもので、イの口をしてウの発音、gの上にチェックしるしがついて伸びる音になりますので、ジャヌヌザ サーオルスンになります。直訳すると 命が無事でありますように。ということで、なにか悪いことや、アンラッキーなことを聞いたりしたときに、使います。命は無事でありますように。生きているからいいじゃない。ということでしょうか。前回車をレッカーされた際もトルコ人の人に言ったら、そういわれました。まあそういわれると死ぬか生きるかということではなし、まあいいか。と言う気になりました。

去年破産したとかで(本当かどうかはなぞですが)絨毯を大量にキャンセルされて全てトルコに無断で送ってきて受け取れるかどうか否かで大騒ぎになったときも私がものすごく落ち込んでいたら、ある親しい知人は(トルコ人ではないのですが)「死ぬわけじゃないんだからそんなに落ち込まないで。もっと深刻な問題を抱えている人はいるんだよ」と言っていました。それでも暗い顔をしていたら、「どうしたの。手がなくなったの。足がなくなったの?そんなことでくよくよしていたらもっと深刻な問題を抱えている人に失礼だよ。」といわれました。

また他の商売をしている知人は200万300万なんて、金利の差だよ。商売にリスクは当たり前。そのくらいの小さなお金でごちゃごちゃ人に言うと、商売を知らないと思われて恥ずかしいよ。などとも言われましたが例えばライブドアくらい大きな会社だったらそれはそのくらい気にならないかもしれませんが(笑)やはり個人でやっていますと、単に金利の差というわけには行きませんよね。

まあみなそれぞれの言い分で慰めてくれましたが、結局はやっぱり死ぬわけじゃないんだから。命がある限り、くよくよするには値しないということで、頑張れました。(結局1枚残らずお買いになっていただきましたのですが・・)

それからはなんだか落ち込むことがあっても、命があれば、そのほかのことなんてなんでもないさ。と思うようになりました。

3月12日(土曜日)

頭痛がする・・・などと弱音を吐いていたので、たくさんの方からお見舞いのメールを頂きましてどうもありがとうございました!今日は土曜日、何もなければ、頭が痛いのを理由に昼くらいまで寝ていたと思うのですが、乗馬に行って午後も、知人の方のお宅へ遊びに行き、すっかりリフレッシュしました!

今朝は私の馬の担当がオーナーのムスタファさんでした。前回書きましたように、軍の大佐だった方で、いまでもコムタン(司令官)と呼ばれています。トルコでは、どんな企業の社長や政治家などより 軍は唯一汚れていない組織といわれ、優秀な人材が集まるとされています。軍の学校に入るということは将来を約束されたと同じです。上下関係も厳しく、全ての面において徹底的に鍛え上げられるそうです。トルコ人の中には(トルコだけではないですが)博士号だけとってそのステイタスだけひけらかして威張り散らしている恥ずかしい人も時々いますが、軍の偉い人は絶対に威張ばらないそうですし、今まで知り合った軍関係の人は、まさにそのとおりでした。

ムスタファさんも例外ではなく、とても丁寧な紳士という感じの方で、いつも敬語を使って話し、物腰も大変スマートで、大変素敵な方です。さて、そのムスタファさんに、先週の子犬ちゃんの話をしたところ新しい事実が判明しました。あの子犬(3月6日の画像をご覧下さいませ)の父親はカンガル犬だそうです。普段は牧羊犬として、山にいるそうです。カンガル犬をご存知でしょうか。トルコの東、キリムの産地としても有名なシヴァスのカンガルというところで飼育されている犬で、大変賢く牧用犬として活躍するようですが、最近は国外持ち出し禁止とも聞きますし、正式なルートで、アメリカなどに子犬は何十万単位で売られるそうだとも聞きます。何しろ3匹の狼を相手にも勝てるほど強いと聞いています。私もカンガル犬には以前から興味がありましたので調べてみました。多分日本には数少ないと思います。ご興味のある方はご覧下さいませ。お父さんはどこかの雑種と書いてしまいましたが、カンガル犬だったのですね。

横で聞いていたカンガル犬を知らない娘は、あとで、「あの子のパパ、カンガルーだったの?」と言っていました(笑)カンガル犬に関するサイトです。あのコは耳はママに似ていますが、口元の辺りはやはりパパ似だったのですね。目の色も段々青っぽくなってくるようです。

http://www.jp-tr.com/icerik/fauna/kangal_dog.html
このサイトには・・・・

最初のカンガル犬はインドのマハラジャからオスマン帝国のスルタン( ヤブズ スルタンセリム 又は ムラット4世 )に捧げられたもので、王宮内でライオンと戦いそのライオンを殺してしまったといわれています。従ってスルタンはその犬に相当興味を持ち、戦いに同行させました。しかしカンガル デリクタシュに着いたとき、兵士がその犬を迷子にしてしまいました。そしてその迷い犬から派生した犬が現在のカンガル犬の種類となったと言われています。  と書かれています。

また性格として、女性や子供には優しく、悪者には立ち向かっていく。というのも興味深いと思いませんか。

http://www.jin-ai.com/dog/dog0107.htm

こちらのサイトもご覧下さい

また他のサイトからの引用です。

*ムツゴロウ世界動物紀行 畑正憲著 角川書店
P383
砂と草の海、はるかなるトルコ
「カンガル犬は、オオカミを倒す時、最初に口は使わない。猛突進をして、
ドーンと体当たりをするのよ。そうすると、肋骨が折れている。
そうしておいて、喉笛を噛み裂くんだよ。」

*トルコ中央部、標高1000mにあるアナトリア高原で出会ったのは羊の群れ。数え切れない羊を誘導する羊飼いの相棒となるのがカンガル犬だ。群れをオオカミから守り、はぐれた羊を誘導する。訓練は決してしない。本能で、自分の意思で動く賢いカンガル犬たち。頼もしい相棒だ・・・・とのことです。

*あとは聞いた話では、7.8匹の野犬を相手にしても血だらけになりながら死ぬ瞬間までたたかうそうです。

偶然ですが、今日夕方に遊びに行かせて頂いた方のお宅(日本人の方でご主人様はトルコ人です)では以前カンガル犬を飼っていたということで、80キロ以上になったそうです。食べる量もすごくて、大きなドッグフードを買っても数日で食べてしまうので、パスタを一袋ゆでてあげたり、鶏がらを何キロも買ってきたりとすごい食欲だったそうです。

先週ご紹介したうちに半日だけ居たあの子も大きくなるのでしょうか。それにしても、パパは ライオンや狼より強いカンガルで、ママも狼の類からだといわれるハスキーなのに、どうして、うさぎ が怖かったのでしょうね。(笑)画像を見た友人も、いかにも気の弱そうな顔がいい!と言ってくれました。強い男の子になることをお祈りしています(笑)

私なんて80キロのカンガル犬をお散歩に連れて行ったら、逆に犬に散歩に連れて行かれるみたいになってしまいそうです。80`以上ですごい勢いで走られたら引きずられますよね。(笑)

気が弱くてどうしているかな。他の犬にいじめられたらかわいそうだな。と毎日思っていたあの子犬のお父さんが強いカンガル犬だったと聞いて、なんだか嬉しくなり、カンガル犬の写真を見てうっとりしている単純な私です。頭痛も吹っ飛びました。

3月11日(金曜日)

3月に入ってからめまぐるしく忙しく、今週はろくに日記もかけませんでした。楽しみに見てくださる方申し訳ありません。特にこの2日は頭痛もひどく、でもするべきこと、行くべきところがあり、休むわけには行かないので薬は出来るだけ飲まないようにしている私も、アスピリンを飲んでしまいました。普通薬を全く飲まない人間なので薬はよく効く方なのですが、今回は頭痛薬も効きませんでした。疲れが出ているのだと思いますので、寝るのが一番だと思います。

ビタミンの錠剤は好きですが、腎臓を悪くして以来は(朝ごはん代わりににビタミン剤を何種類も飲んでいたので)最近は、卵油と、(うこっけいの卵油これはかなりお高いものですが、肌がつるつるになってお勧めです。3瓶くらい買うとお安くなります)肝油くらいにしています。トルコに来てから12年間、気候が体にあっているのか、風邪もほとんど引かずに、お医者さんにかかったことといったら、娘の出産のときと、1年半まえの腎臓のときだけですので、いかにタフかがお分かりだと思います。日本に居たときは、人並みに毎年インフルエンザにかかったり熱を出したりしていたのですが、ここでは寝込んだことは1度か、2度ほどしかありません。精神的なものもあるのだと思います。緊張感というか、風邪なんか引いていられないというパワーが風邪を寄せ付けないのかもしれません。

ここ2日たくさんのキリムを見たり、新しいお店もまた発見しました。キリムを見るのは楽しいですが、選ぶ時には大変集中しますし、パワーを使いますし、一度に何件も回って、一日に50枚以上は必ず見るので、お店に行った日は本当にどっと疲れます。昨日は特に、灯台下暗しで、家のすぐ近くにある絨毯屋さんを紹介してもらい、初めて行ったのですが、大量のキリムを見て、オールドキリムの放つオーラに押し倒されそうになってしまいました。なんと、オーナーの人は実は私が12年前からちょっとづつチュヴァルなどを買っていたその当時住んでいた近くの小さな絨毯屋さんをやっていた人で、彼が独立して、かなり成功して日本ともお取引もかなりある大きな絨毯屋さんになっていたのでした。なんだか見たことがある人だな。と思い、彼も私のことを、なんだか知らない人のような気がしない・・・と色々話していたところ、その人だったことが判明。でも若い男性だったのに、(確か同じくらいの年だったので、今は30台後半のはずです)かなりオジサンになっていたので、わかりませんでした。トルコは女性も男性も、ふけるのがはやいというか、年齢よりもかなり上に見えるのが普通です。

そのときは私もトルコに来たばかりで(26になったばかりでした)キリムのこともあまり知りませんでしたが、とにかくスマック織りのチュヴァルが好きで、気に入ったものを買って時にはチュヴァルを二つにカットして大きめのクッションカバーにして親戚や友人に上げていたりしたのですが、そのころはまだキリムなんて知っている人は日本ではほとんど居なかったので、上げてもあまり評判が良くありませんでした。きっと「なんでこんなぼろいものをくれるのよ!!」と思っていたかもしれません。それらを捨てずに取って置いてくれたなら、今その価値をわかってくれると思うのですが・・・・

3月7日(月曜日)

朝はやはりタクシーでしたので、道中ためしに昨日のおじさんのことを聞いてみたら、なんと、娘の学校に行く途中にそのおじさんのタクシーにばったり会ったのです。マンションの入り口ならまだしも、まあ狭いアンカラとはいえ、偶然でした。ご親切にも運転手さんがタクシーを止めてくれて「ほら、あそこにいるよ!!」と教えてくれて、子犬のことを聞きましたら、ちゃんと家に連れてかえって子供達がかわいがっているようです。ひとまずホットしました。(笑)

10時過ぎには車検に出していた車もぴかぴかになって戻ってきましたし、車のありがたみをわかって思わず車をなでてしまいました。(笑)初心に戻って、大切にしようと思います。

家に帰ったら、待ちに待っていた、アマゾンジャパンで頼んだ久石譲のCDと楽譜が届いていてまた嬉しくなりました。最近すっかりはまっていてお気に入りの曲をピアノでどうしても弾きたかったのですが、何度聞いても音がわからないところがあり、ストレスになっていたので、楽譜が届いて本当にストレスが解消されました(笑)美しい音楽は本当に生きがいです。キリム同様癒されますね。視聴覚を上手に使えば、ストレスなんて感じなくて済むのかもしれません。嫌な人は、見ない聞かない、話さないに限りますしね(笑)

ここアンカラは首都と言っても田舎で、なにもないところなので、みなさんにとってはなんだ。そんなこと、ということででもけっこう感動できるのです。犬が半日家に来たり、オーダーしたものが届くなんて当たり前のことだ、ふん。くだらないと思われるかも知れませんが、私にとってはとても嬉しいことです。優しい人に会ったり、美しいものを見たり(キリムも含めて)、美味しいお茶を飲んだりしただけで嬉しくなってしまうのです。

3月6日(日曜日)

朝10時半から乗馬のレッスンがあったのですが、今週は車がないので、タクシーで行くことになりました。何しろアンカラ郊外で、車で30分以上かかるところですので、最初は知り合いのお土産やさんがレンタカーもしているので、タクシーよりレンタカーを1日借りた方がいいかな。と思って聞いて見たのですが、マニュアルしかないよ。とのこと。いつもオートマの車に慣れてしまっていますし、娘だけではなく、娘のお友達二人も乗せるので(事情があり、ご両親は留守中)30分の距離であっても万が一、慣れないことをして、危ないことがあってはいけないので、やめました。(けっこう慎重なタイプなのです)お土産やさんも良く知っている人ですので、「なんだ、そんなの乗っけてあげるよ」と言ってくれたのですが、1時間以上待たせるのは悪いし、なんとなく人を待たせてレッスン中気になるのも嫌なので、よく考えた結果、やはりタクシーで行くことにしました。

マンションに付随しているタクシー乗り場があるので、よく知っていますし、聞いてみれば思ったより安いようですし、1時間以上は待てないけど、もし向こうでタクシーがつかまらなかったら、電話で来てくれるというのでお願いしました。(乗馬クラブはかなり奥地ですので)でもやっぱり電話してから来てもらうまで待つのも時間がもったいないし・・・・と思い、タクシーの中でおじさんと交渉し、1時間半後の12時にもう一度来てもらうことにしました。そして、到着。ついて1分もたたないうちに、タクシーの運転手のおじさんは気がころっと変わったのか、「やっぱりここにいることにするよ。」とのこと。どうやら乗馬クラブが大変気に入ってしまったようです。確かに排気ガスくさいアンカラより空気は澄んでいますし、とってもいいところです。心が洗われる感じ。乗馬クラブといっても、荒地の中にあるだだっ広い敷地で、周りには何にもありません。オーナーであるムスタファさん(軍の大佐だった方)の一軒屋があるだけで、馬が40匹ほど、犬が4匹、にわとりもはしりまわっている、のどかな場所です。タクシーのおじさん、はじめて来たのに、昔からの知り合いのようにムスタファさんと話し、チャイまでもらって、私達のレッスン中、にこにこしてみていました。

レッスンの後では子供達がお礼のにんじんを馬達にあげたり、犬達と遊んだりと20分くらいいつも遊ぶこともあり、仕事があるお土産やさんに待っていてもらうのはこちらも気を使うし、と思ったのです。

さて、帰ろうとしたとき、一緒に来たブルガリア人のKちゃんが、「待って!!トランクに子犬ちゃんが乗っているの」というので、ムスタファさんと話しているタクシーの運転手さん(50過ぎのおじさん)に聞いてみると、犬の赤ちゃんをもらったといいます。3週間くらい前に犬の赤ちゃんが生まれて、(母親はシベリアン・ハスキーなのですが、父親はあまり見ないのでわかりません)どうやらもらい主を探しているらしかったのです。そのおじさんは空港の近くにやはり大きな庭つきの家(郊外の家は大変広いです)があるそうで、ちょうど子供たちが犬を欲しいと思っていたとのこと。トランクに入れたらかわいそうじゃない。子供達が抱っこしますから。ということで、Kちゃんが抱っこすることになりました。子犬はおじさんの仕事が終わる夜まで、うちで預かってあげることにしました。(先ほども書きましたように、マンション専属のタクシーですので) ブルガリア人の姉妹に「子犬ちゃん、家に夜までいるけど、うちに来る?」と聞いたら、来たいとのこと。まずは叔母ちゃんに聞かなきゃね。ということで、(両親の代わりに叔母にあたる人が来ていたので)一度彼女達の家に行くことにしました。そのときに、予期しないハプニング。初めて車に乗ったらしい子犬ちゃんはかわいそうになんと、あと5分というところで、kちゃんの腕の中で胃の中のものをもどしてしまったのです。Kちゃんもびっくり!!服をよごされながらも頑張って家までたどり着きました。

ということで、我が家に夜まであづかることになりました。子供達は大喜び。まずは彼女達のために手っ取り早くピザとケンタッキーフライドチキンをオーダーしました。そして、本当は子犬をお風呂に入れてはいけないと思いますが、何しろどろどろのところで走り回っていた上に、吐いてしまって、かなり汚れていて、かなりにおいがあったので、足のところまで暖かいお湯に入れて洗ってあげました。その後大急ぎで、タオルでくるんだところ、ものすごく疲れているのか、お水も飲まずに1時間近く寝てしまいました。寝ている間も皆で5分おきくらいにのぞいたりしていました。きっといきなりタクシーに乗せられて、気分が悪くなったと思って違うところにつれていかれたら、お風呂に入れられたのでショックビック!!だったのでしょう。

起きてから子供達が食べ終わったケンタッキーの骨を見せたら飛びついてがつがつ食べ始めたこと。子犬なのにこんなのあげていいのかなと思いつつものすごく欲しがるので上げてしまいました。きっとものすごく疲れておなかがすいていたのでしょう。さすがにフライドチキンは油っぽすぎるので、少し骨を上げてからは、胸肉を油なしで焼いて少し上げましたがペロッと食べてしまいました。その後は元気がでたようでした。ものすごくかわいくて、どこに行くにもついてきます。

お母さんはシベリアンハスキーですが、お父さんはきっと雑種なのでしょう。血統書つきのピュアな動物もいいけど、雑種ってなんだかかわいいですよね。なんだか気が弱そうな顔。実際本当に怖がりで、ウサギに近づけたら怖くてしりぞいてしまいます。ウサギのほうが怒って、怒ったときにするように、後ろ足で地面を蹴ってドンドン(文字通り地団駄を踏むと憂い感じです)するのですが、3匹ともどんどんするので、子犬ちゃんは本当に怖がってウサギのケージの前を通れませんでした。そんなこんなですぐに時間がたち、娘のお友達も帰ってしまいました。その後も娘と一緒に(画像のように)テレビを見たり、残っていたチキンを食べたりしてすぐに夜になってしまいました。娘の上げた小さい時のマフラーと、靴下にボールを入れたものをすごく気に入って、じゃれて噛みながら遊んでいたらまた眠くなってしまったのか、寝てしまいまだ寝ている8時半ごろ、運転手さんのおじさんが、約束どおり取りに来ました。用意していた大きめダンボールにタオルと気に入っていたこのマフラーとボールも入れてあげて、おじさんにさんざん、「今日は寒いから外に置かないでね。お肉を上げてね。かわいがってね。」などなどうるさいくらいに、お願いしました(おじさんはわかった。わかった。とにこにこしていました。)一応夜8時過ぎなので、入り口の警備の人も一緒に来てくれていたのですが、彼もにこにこしながら聞いていました。子犬ちゃんはダンボールの中から脱出しようとして、大変でしたが、おじさんが蓋を閉めて連れて行ってしまいました。娘はしばらく「もっとあの子とあそびたかった!!」と泣いていましたが、きっとうちにいるより、庭のあるおじさんの家に行ったほうが幸せになれるよ。こどももいるし、遊んでくれるよ」と言ってなだめました。実際私も悲しかったのですが。おじさんが車に乗せるかどうか(くれぐれもトランクに入れないようにとも言っておきました)上から見ていましたが、どうやらタクシーステーションの中に入ってしまい、皆に見せびらかしているようで、なかなか出てこないので諦めました。インシャッラーかわいがって幸せになりますように!子犬ちゃんいた、たった8時間がとても貴重で楽しい時間でした。朝家を出るときはこんな展開になるとは思いませんでしたので、意外な1日でとても楽しかったですが、今朝はぐったりしてしまいました(笑)

3月4日(金曜日)

先日イタリアに休暇に行った際の行きの飛行機で、隣の席に初老のイタリア人男性が座っていました。イスタンブルの空港の荷物コントロールのところから、ポリスに手錠をわざとしてもらって(しかもおじさんたちが)写真をとったり、さすが陽気なイタリア人で、きっとツアーかなと思っていました。手話をしていた人を見かけました。その隣に乗っていた男性は、失礼な言い方ですが、うるさくない程度(飛行機のフライト中ゆったりしていたいのに、隣に乗っている人に話しかけられていろいろ聞きまくられるほど不愉快なことはありませんよね)に話しかけてきまして、話し方も大変穏やかで立ち入った質問は絶対にしないし、なんだかいいオーラが出ているというか、とてもいい感じの方だなと思っていました。娘の年を聞いたりしましたので、きっとその方も20歳くらいのお子様がいらしてもいいくらいのお年だなと思って、「お嬢様いらっしゃるのですか?」と聞いたところ、あっははとわらって、襟元を見せるのです。彼は神父様でした。 ハンディのある方たちを連れて定期的に旅行をされているようで、奥様かと思っていた横の女性はシスターでした。皆とってもトルコを楽しんで、トルコが好きだったそうです。特にカッパドキアがすばらしいね。絨毯は見せられたけど、高いね。とおっしゃっていました。まさか神父さまがキリムやじゅうたんにハマってかい出したら大変ですが。(笑) 降りるときも、「楽しかったですよ。あなたのために神様のお恵みがあるようにお祈りしておきますよ。」とニコニコされていました。

それにしても襟もとの形で神父さまなんて気づきませんでした。迎えに来た友人に言ったらあはは、と笑っていましたが、どうしてすぐに気づかなかったの?と言われました。

手話をされているかたって本当に尊敬してしまいます。自分のことだけでも精一杯なのに、時間だけでなく、心に余裕がないとできないことですよね。

3月3日(木曜日)

今週は車検で車がないので本当に不便です。車のない生活を忘れていて、怠慢になっていた今日この頃ですが、あらためて実感しました。時間があれば、バスで移動するのですが、忙しいので、タクシーでの移動になります。自分の車だったら、娘を学校に送ってからまず銀行で、そのあと両替所に行って(毎回ドルをトルコリラに変えて生活しています)それから郵便局に行ってから、近くの絨毯屋さんにいって、帰りに、お肉屋さんとスーパーにも寄ろう。と一度に色々出来てしまいますが、どれくらいかかるかわからない銀行にタクシーを待たせて置けませんから、郵便局から送る大量の荷物も持っていけませんしかなり不便です。普段いかに足を使っていないかを実感します。

マーケットも電話1本で 小僧さんが配達してくれますがわたしは自分で選んで買いたいほうですので、余程手が離せない用事があるとか、どうしても必要なものを買い忘れたというほかはお願いしないのですが、久しぶりに注文したら、これもまた間違えて持ってきたり。今日も良く知っている近くのマーケットで、ちょっとしたものを注文したのですが、1リットルのミルクを2本注文したのに、500ミリを持ってくるし(1リットルがあるかわざわざ確認してもらったのに)メーカーまで指定したのに違うのを持ってくるし、ウサギ用のマイドノス(西洋パセリ)も3本頼んだのに、2本しかないし、しかも2度も、「領収書を持ってきてね」といったのに、持ってこないし、余計なストレスを感じてしまいます。まあ、たいしたことではないのですが。12歳くらいの男の子が(こちらは公立の学校は朝早くから昼間でと、午後から夜までに分かれているようです)「お姉さん、こんにちは。お元気ですか?」とにこにこして持って来てくれたのに、私が色々文句を言ったので、びっくりしていました(笑)

ここにいると外人と見られて嫌な気分になるときも多いのですが、それと同じくらいガイジンの女性ということで、優遇されることもあるので、なんといいますか、甘やかされているところがあり、ガイジンの女性なんだから特別にしてくれなくちゃというのが心の中に少しだけあると思うのです。ですからちょっとでも嫌なことがあるとムッとしてしまうことも多いのですが、考えてみれば日本でだって、嫌なこと、むっと来ることたくさんありますよね。

3月2日(水曜日)

昨日は朝から知人2人とバッグやさんに出かけていました。いつもバッグやさんの入っているビルのカフェに駐車するのですが、昨日は朝早かったのか(10時過ぎでしたが)門があいていなかったので、どうせ、1時間もかからないんだから、いいだろう、ここにとめちゃえ。とそのカフェの門の前に駐車しておいたところ、用事が終わって(結局1時間ほどかかりました)戻ってみると、車がない!!のです。

レッカー車で持っていかれたのです。近くにいたポリスに聞いていると、「あの車、あなたのでしたか。私が持って行かせたんですよ」とのこと。レッカーされたのは初めて。聞いてみると、駐車場に行って駐車料金を払い、更に罰金まで!!本当は駐車するはずだったのに閉まっていたから!!とくどくど説明したところ、ポリスが言うには、とにかく駐車場から車をとってもどっていらっしゃいとのこと。幸いレッカーされた車の駐車場はタクシーで10分くらいのところでした。駐車場料金33ミリオン(2500円くらい)を払って領収書をもらい、車はひとまず簡単にゲット!一緒にいた知人も、「日本だったら大変だよ〜!!半日仕事だよ!!」とのこと。駐車場代金を払うときに、だめもとで、外国人割引きないんですか? と聞いてみました。この間日記にも書いて嫌いだといったヤバンジュということば、嫌いなのに都合のよいときだけ自分からつかうこのいい加減さ。(笑)怖い顔の受付のおじさんも、にこにこして「残念ながらヤバンジュインディリムはないんですよ」とのこと。領収書を見せて車庫から出してもらうときも、おじさんが「インシャッラーもう来ないようにね!」と行っていました。知人が「またのお越しをお待ちしてマース」とか言ったらおもしろいのにね。と言っていました(笑)

さて、それでいざレッカーで運ばせたポリスのもとへ。領収書を見せたら、罰金の紙をとって、「オッケー。いいよ」というので、「えっ罰金は?」と聞いたのですが、どうやら帳消しにしてくれたようでした。友人は「そんなの日本じゃ絶対にないよ!!」と仰天。ラッキー!しかも、そのポリス、「どうぞ、お昼をご馳走しますよ」とかいうのです。もちろんお断りしましたが(笑)

実は昨日は私の誕生日でしたが、誕生日にレッカーされるなんて本当に間抜けでした。友人達はあとで、「実は良い体験させてもらって楽しかった!!ありがとう!」ということでした。

実は車でそんなことがあって、思い出したのですが、車検を忘れていたのです。今日急いで行ったら、欠陥とは行かないまでも、交換した方がよい部品などもあって、ついでにずうっとそのままにしておいた、バスにぶち当たられたときのへこみの部分も思い切って全部交換してもらうことになりました。思えば最近は実用的に使うのみで、(日本は皆車が綺麗なので、はずかしいほどです)全く洗車もしていなくて、車を搾取(?)していたので、車が怒ったのかもしれません。命があるものでなくてもやはり自分の持ち物は愛着を持たないと罰があたるということですね。通常は愛情と感謝を持っていたつもりですが・・(笑)車に限らず、持ち物は自分で好きで買うものですから、大切にしたいと思っていますが、大切に大切にしているものほど、人に褒められたり、同じものが欲しい!ということになったりするのだと思います。やはりオーラが出るのでしょうね。

しばらくは車を大切にしなくては。(笑) レッカーされるなんて、お馬鹿ですが、いつも私の日常はこんな感じです。失敗ばかり・・・でもだから楽しいですね!

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